咳エチケットを実施せよ!
昨日はゴルフに行ったのですが、同伴競技者の一人が咳き込むのです。60代後半の方です(もう少し上かも)が、マスクもせずに、始終カラ咳をし続けていました。最初にカートに同乗したときにすぐに気づき、それからはカートに乗らずにプレーし、前半だけでプレーをやめ、他の二人のプレーヤーにはその旨を伝え、ゴルフ場の支配人(もしかして副支配人かも)にも伝え、帰ってきました。
先ず、この時期に咳が出る状態で公共の場所に出てくる事、そして咳エチケットを一切しないこのプレーヤーは大いなるマナー違反です。ゴルフはマナーが最も大切な事項なのですが、その上からも大いに疑問です。ましてやこの時期と言う事を考えると無神経極まりないと思います。
この事項から、様々な事が考えられます。今回のコロナウィルスに関して、様々な事を書いてきましたが、先ず最も大切なことは「人にうつさない」事です。マスクはうつらない為にはあまり役に立たないと言う事は様々なところで喧伝されていますが、うつすという面においては絶対的に必要なのです。現在はマスクが入り難いという事があったとしても、長時間人と接触する際に、咳き込む症状がある場合は(先ず、外に出ない事が一番ですが)マスクすべきです。そして、たまたま咳き込む事は誰でもある事ですが、その際には袖で口を覆うなどの咳エチケットをすべきです。
こうしたことを全くしないで平気な人をなるべく減らす事が大切です。感染の酷いイタリアで「10日前の自分に言いたい事」」と言う記事が載っており「マスクをしている人を馬鹿にしてはいけない!(それまでは馬鹿にしていたのですネ、いかにもイタリアーノです)」「人に感染させたら如何に大変な事かを思いやるべき」等の記事が出ています。我が日本は他者を慮る事が非常に多いとされていますが、それでも、こうした人がいるのです。
ゴルフ場の対応も確かに客商売と言う事もあり、難しいのでしょうが、不十分でした。初めての危機が目前にせまった場合最初の対応が遅れる事はよくあるケースです。しかし、感染に関しては、十分すぎる対処で丁度良いのです。今回のケースも普段から喘息気味だったのかもしれません。ただの軽い風邪かもしれません。花粉症だ(本来はクシャミのはずですが)と言われるかもしれません。%としては非常に低くても、万一の事があった場合には大変なことになるのです。危機管理はそもそも非常に確立の低いものに対処するものなのです。少なくとも、現在のコロナウィルス対策に世界中が厳戒態勢を引いているうちは、私達全員が危機管理意識を持つべきです。
ネットに坂本 史衣さんの記事が出ていました。非常参考になります。関心のある方はご覧になると良いでしょう。
空気感染では以下の場所に気を付けるべきと言う記事です。
1.密閉空間であり、換気が悪い
2.手の届く距離に多くの人がいる
3.近距離での会話や発声がある
参考:
坂本 史衣
聖路加国際病院 QIセンター感染管理マネージャー
「結局のところ、新型コロナウィルス感染症は空気感染するのか?」