ノロウィルスの季節になって来ています。弊社にも問い合わせが多くなる季節です。弊社のノロウィルス対応の洗剤はTB-サイドコートになりますが、その問い合わせに対し弊社営業にまず確認する様に指示しているのがトイレ清掃です。
ノロウィルスは感染力が非常に強いのが特徴で、また除菌洗剤も強いものが必要になります。一般に私達の免疫力は大したもので、ある程度の量が体内に入らなければ(健常者の場合ですが)感染する事はないのですが、ノロウィルスは英語ではseveral(セベラル)で感染すると言われていま。セベラルの語感は5~7位の量ですのでほんの少しで感染してしまうのです。あの家畜にとって恐ろしい口蹄疫でも10程度と言われていますので、それよりも感染力が強いと言えます。
さて、ノロウィルスの感染経路は糞口感染(ふんこうかんせん)と言う渾名がある位に便の不始末から感染を起こす事が多いとされています。一方我が日本では特にプロであるメンテナンス会社の人程便器内に手を入れて清掃するケースがあります。これをやっていてはノロウィルスを防ぐことはほぼ出来ないと言っていいでしょう。便器内に手を入れて清掃してはいけないと特に病院清掃の講習会では強調していますが、一般細菌より圧倒的に小さなウィルス(ノロウィルスはウィルスの中でも小さい方なのです)が5~7位の量で感染を起こすのですからこの行為は絶対にいけません。適正な酸性洗剤を使用すれば清掃自体は簡単に終わります。病院とか老人ホームでは除菌剤入りのものがお薦めです。弊社で言えば「スパークリング(塩酸ベース)」か「グリーンレストルームクリーナー(クエン酸ベース)」になります。
また、人の手が触れる場所の清掃も必要です。コンタクトポイントと言いますが、ドアノブ、スイッチ、手摺、コードボタン・・・等です。この部分を除菌クリーニングします。水拭きでは効果がありません。大切なのは洗剤でクリーニングする事で、クリーニングせずにいきなりの消毒では効果が100倍違うケースもあるのです。洗剤は各メーカーが使い方を説明していますので、その指示に従う事が重要です。弊社の場合であれば、TB-サイドコートをスプレーか(細かな霧はいけません。肺や目に入ります。ドバドバと言う感じか水鉄砲の様にスプレーします)クロス等にドブ漬けし、洗浄箇所を拭いて行きます。通常の除菌洗剤であればノンリンス(水拭き不要)なのですが、ノロウィルスには強い洗剤が必要で、この洗剤は強い洗剤ですので、ノロウィルス対応の場合は30秒以上たってから水拭きします。
手洗いの励行は言うまでもありません。これから流行するケースがありますので、少なくとも上記のトイレ清掃については今のうちからチェックしておかれることをお薦めします。
TB-サイドコート