悪臭除去とピカピカ「エコライザーとNABC/ピロキシー」 | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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「仕事でお掃除をする方の作業を楽にする事」が使命(ミッション)だと考えています。

 一般の『お掃除』から世界のプロが実践する『メンテナンス』の紹介をしています。

エコライザーとNABC/ピロキシー

暑くなりましたね。今週は昨日から、ある大手のトイレメンテナンスのテストが始まりました。最も臭いのするトイレと使用が激しく設備が古いトイレの2か所でのテストです。作業を実施するのが、社内の教育担当のプロですので技術の伝達は非常に楽でした。
悪臭が問題のトイレではトイレ用除菌中性洗剤のCOG・NABC(シーオージーナバック)を、もう一つの場所ではハイブリッド万能洗剤ピロキシーを使用します。床は上記の悪臭が問題の箇所では除菌・バイオ洗剤「エコライザー」、下記の場所では洗剤の数を減らすことが目的なのでピロキシーを使用します。便器内側には弊社売り上げNO.1のトイレ用バイわオ洗剤「バイオボウル」を使用します。
稀釈して使うCOG・NABC
ピロキシー1
ピロキシー
バイオボウル
抜群の消臭効果と作業効率アップ「バイオボウル」

この2つの現場で実際に作業をしながらの落とし込みをしたのですが、2つの点を今さらながら感心しました。
一つ目は「エコライザー」の消臭効果です。悪臭のする現場は女子のトイレも悪臭がする事から、床からの悪臭が原因の一つになっています。トイレでの悪臭で一番多いのは男子小便器からの悪臭です。便器の排水口に被せてある目皿には尿石はないのですが、配管の中に尿石が付いており、それも原因になっています。そしてこれはバイオボウルで除去が可能と考えました(尿石をバイオボウルのクエン酸が落とし、バイオボウル内のバイオが悪臭の原因菌を追い出すのです)。しかし、女子もにおいがしている事から(女子には当然小便器はないので)床からの悪臭がしている事になります。これは主に和便の所為なのです。洋便器では尿のこぼれや飛び跳ねがあまり考えられませんので(老人ホームや精神病棟では事情が少し異なりますが)。男子の場合は和便もありあますが、主に小便器下の床(オダレ石と言います)から尿の成分が広がるのです。
エコライザー
今回は現場への落とし込みの実践ですので、エコライザーで床を3回(見せるためにこちらが1回、作業者2人が1回ずつで合計3回)拭きましたが、効果は直ぐに現れました。通常は1週間位掛るのですが(バイオは陣取り合戦に勝つための時間)、直ぐに効果が表れ、今さらながらこの洗剤の消臭効果の強さに驚きました。
もう一つはCOG・NABCとピロキシーを使用した場所の光沢アップです。この2つはトイレ内の細かな汚れ(ファインミスト)を取るように設計されているのですが、陶器部分や金属部分が直ぐにピカピカになりました。このファインミストの除去は何度かこのブログにも書いていますので興味のある方はそちらをご覧ください。このファインミストの除去は陶器や金属、或はその他の表面の細かな汚れを取る事で、素材本来の光沢を取り戻す方法で美観向上と作業効率アップ(次に汚れが着くまで時間を稼げるので)を同時に達成する方法なのです。一粒で二度美味しいとでもいいますか・・・
これをするには洗剤をタップリ使用する事が肝心です。その事を強調し帰って来ました。うまく行く事をひたすら念じつつ。m(_ _ )mm(_ _ )m