介護ソリューション展示会に出展し、悪臭でお悩みのケースが多い事に改めて気付きました。悪臭の除去方法としてはオゾンや二酸化塩素を使用した空気清浄器にも人が集まっていました。この方法も悪いとは言いませんが、あくまで対処療法だと思います。
生活悪臭の除去で大切な事は除菌清掃です。そもそも生活悪臭は衛生性から問題が起きるのです。有機物(汚れ)は本来は悪臭を持ってはいませんが、そこに微生物がたかり、生物分解が起き、悪臭が発生するのです。従って、汚れを取りながら悪臭の原因菌を除去すれば、悪臭が消える事になります。
除菌クリーナーが必要になるのですが、この際にはノンリンス(水による拭き取り作業が必要ない物)タイプの洗剤が威力を発揮します。汚れた場所をタオルやクロスの様な物で拭き取るだけで消臭効果をもたらすからです。勿論衛生性も向上します。大きな施設の場合は希釈タイプの業務用洗剤が適切です。弊社で言えば、グリーン除菌クリーナーなどがいいでしょう。無色・無臭で洗剤としての抵抗感がなく、希釈倍率も1:64稀釈と安価です。
在宅介護や小規模な場所はグリーン除菌クリーナーでは大きすぎますので、少し小さなサイズのものが良い事になるでしょう。
弊社もこれからこの方面(介護ビジネス)の情報を集めたいと思っています。スパルタンケミカル社で扱っている洗剤の種類は10年前で既に400種以上ありましたので、現在は更に増えているわけですが、適切な洗剤を適切な市場に紹介する為にはその中から何が市場にマッチするかを探る作業が必要になります。
一例を上げれば、弊社ではウエットティシューの様なタイプで(150枚入り)一拭きで汚れが良く取れ、しかもO157・緑膿菌・サルモネラ・・・、インフルエンザA2など様々な微生物を(硬質で非孔性の表面で)不活性化する感染防止ワイプと言う製品があります。これで、汚れた個所を拭いていれば、衛生性も向上し、悪臭も防げます。しかし、性能から言って値段が高く(定価で5,000円近くになります)、必要としてもらえる市場が有るのか無いのか判断が付きかねています。同様に、スプレータイプで水周りに強い除菌洗剤、汚れ落ちが良く感染防止効果のある万能洗剤等々・・・。
これから、様々な情報に当たり、絞っていくことになると思われます。悪臭の情報などをお知らせくだされば幸甚です。
しかし、原理原則は一緒です。
生活悪臭の完全除去には(介護では)除菌清掃が必要です。簡単で効果のあるものを選ばれると良いでしょう。良い洗剤を選ばれれば、日常的な拭き清掃を実施する事で悪臭の除去が可能になるからです。
