老人ホームのメンテナンスの中で(メンテナンスはどれも大変ですが)、弊社の中で人気があるのが、CDC-10 です。
お風呂場は綺麗で衛生的で無臭である必要があります。まず、お風呂場は通常の万能洗剤は効きません。いつも強調している事ですが、建物内でトイレとお風呂場(細かく言えば錆落としですが)は洗剤の方向が逆なのです。通常のアルカリ性洗剤は効果がありません。
一般に私達の身の回りの汚れは圧倒的にアルカリ側の洗剤が効きます。その為、アルカリの効いたpH9~11程度の洗剤を万能洗剤(All Purpose Cleaner)と言います。様々な汚れが良く落ちるからです。
お風呂場では体の汚れを落とすため、石鹸やシャンプーを使用しますが、これも様々な汚れ落としに有効であるように、アルカリ性になっています。そのアルカリ分が残留し、ヌメリを起こします。従って、アルカリにアルカリでは効かないのです。そこで、一般のお風呂用洗剤は酸に傾いています。
お風呂の汚れにはこうした酸性洗剤は(専用のものであれば)非常によく効きます。2時間掛っていたお風呂清掃が30分になってしまうなどと言う例も少なくありません。
但し、酸性洗剤は耐酸性のない素材は傷めてしまう可能性があり、最初にテストが必要になるのです。大理石や一部の御影石は色変わりをしてしまう可能性があります。
こうした、煩わしさをCDC-10 は無くしています。この洗剤はアルカリに傾いています。(pH12 希釈率 原液~1:30)
しかしアルカリで落とすのではなく、キレート効果で落とすのです。汚れ落ちも良いうえに、除菌剤が入っていますので、衛生的で消臭効果ももたらします。
老人ホームは職員の方が清掃をするケースが多く、酸性洗剤よりも簡単な洗剤が向くのです。洗剤を変えるだけで、効果は驚くほど上がるでしょう。水周りでの清掃に苦労されていたら、(理屈の通った)適正洗剤の検討をお薦めします。

CDC-10