明けましておめでとうございます。 | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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「仕事でお掃除をする方の作業を楽にする事」が使命(ミッション)だと考えています。

 一般の『お掃除』から世界のプロが実践する『メンテナンス』の紹介をしています。

明けましておめでとうございます。
今年最初のブログですね。
ここの所、作業効率化についてのご相談が多いので、それについて述べていきましょう。

メンテナンス業では清掃作業は日常清掃と定期清掃に分けられています。
毎日行うトイレ清掃、ごみ処理、床の掃き拭きと言った日常清掃
床ワックスの洗浄・再塗布に代表される、定期的に行う定期清掃
です。

この内、メンテナンス会社にとって、昨今の人手不足で問題が大きいのは日常清掃と言われています。
定期清掃は時間の制約が比較的緩やかですので、万一人手か足りなくても、作業時間を延ばす事でカバーが可能です。
一方、日常清掃は、一般的に時間制約を受けます。殆どの作業が、○○時までに仕上げなければならない等の制約を受け、「人がいないので出来ませんでした」とは信用上の問題からも言う事が出来ません。この問題を解決するには、作業の絶対的な効率化が必要になるのです。

しかし、どのメンテナンス会社も作業の効率化を相当に図っており、無駄を省く等の努力には力を入れてきているのです。そうした上での更なる作業効率化ですので、従来の考え方ややり方を変えてやる必要があります。

そうする為の第一歩は
時間短縮に集中する事
です。
メンテナンス業支出の80%~90%が人権費及びその絡みと言われていますので、コスト競争上も最重要になります。資器材を最初からケチってはいけません(販社だからそう言うのだろうと言われると困るのですが「世界的な常識」なのです)。

二つ目はメンテナンスを論理的・合理的に捉える事です。

オフィスビルを例にとりましょう。
オフィスビルの日常清掃の作業時間比率は以下の様になります(勿論仕様によって異なるのは言うまでもありませんが)
トイレ清掃      40%
カーペットバキューム  20%
床の掃き拭き   10% 
その他     30%     (都内28中小ビル平均―㈱アムテック調べ)

この3つで70%を占めますので、この3つの大きな塊(かたまり)を効率化するだけで相当な作業効率化が達成できることになります。

3つについての効率化は弊社ホームページやチラシで宣伝していますが、お急ぎの方はそちらをご覧ください。

次の機会に、トイレ清掃の効率化から述べることにしましょう。

本年も宜しくお願い申し上げます。