今日から、幾人かの方からのご要望で、病院清掃について書いていく事にします。
以前書いたものと重複するケースもあるかと思いますが、お許し頂きたいと思います。
今日のテーマは「病院は特別な場所」です。
メンテナンスの先進国米国では人が強制的に一定の時間拘束される空間は除菌清掃の守備範囲になっています。学校、軍隊、変わったところでは刑務所などもこれに当たります。人が自由に出入り出来ませんので、感染者がいると集団で感染を起こしやすいのです。
日本ではよく学級閉鎖がありますが、除菌清掃が本来は必要なのだと思います。
さて、病院は同じようなケースに当たるのですが、
1.病気の人が集まる事
2.体の弱った人が大勢いる事
など、上記の場所より感染に対しては更に条件が悪いのです。
従って、病院での清掃は清掃の技術だけでなしに、感染予防に対する知識と実践が必要になります。
病院では、常在菌による感染も怖いので(後日述べる事になるでしょう=どこにでもいる菌の事です)、無神経に拭き掃除などをしては感染を広める事になりかねません。
お掃除する立場からすると、「病院は特別な場所」なのです。
