午前11時20分。

誰も来なかった。


Zoomの画面には、自分の顔だけ。

パワポを開いて、声を出す準備をしていたけれど、

出席者は現れないまま、時間だけが静かに流れていく。


通信制高校の生徒たちは、

気圧や体調、ネット環境や家庭の事情で、

「来たくない」ではなく「来られない」日がある。


誰もいない教室にも、

たしかに“空気”があって、

そこに“待つ人”がいる。


今日は授業が始まらなかったけれど、

この静けさの中にも学びはある気がした。


☕沈黙という名の、小さな授業。