そのカードはインナーチャイルドカードでした。
どこでどう知ったのかは思い出せませんが、習い始めてからは毎日毎日インナーチャイルドカードを引いていました。
そして当時のブログに記事にして載せていました（そのブログは削除してしまいましたが）
インナーチャイルドカードを学び始めた理由は自分の思いと向き合うためでした。
長い間人の目を気にして自分の思いを表現することが出来ず苦しいことが沢山あったんです。
言いたいことがあっても思いのままに伝えられない。
言いたいのに言えない。
そんなことを長くやってきたので自分の思いが何なのかさえも分からないことがありました。
その時は愕然としたものです。
自分が何を感じているのか、何を思い何を伝えたいのかが分からないだなんて自分の人生を生きていないことになっちゃう。
そして自分のことを粗末にしていることになる。
それさえも当時の私には自覚がなかったので自分のことが恐ろしくなりました。
インナーチャイルドカードを引き感じてみる。
そのカードを見て何を感じるか。
絵柄が色鮮やかなので視覚から入ってくる情報がたくさんあります。
その感じたことを先生に伝えるのですが、伝えるまでに頭で色々考えてしまって言葉にならないことがよくありました。
自分の思いに自信が持てないんです。
自分が感じたことだから正解も不正解もないのに！です。
これは常に人の目を気にして自分の思いを封印してきたことが原因です。
感じたままを話していいのか？恥ずかしい、変な風に思われるんじゃないだろうか？とまぁ頭は色々考えます。
先生に向かって感じたことを言えなかったら学びが進みません。
自分の思いを感じてみること、そして思いを外に出すこと、が学びの最初の壁になりました。
この壁を超えるのが本当に大変でした。
けれど、自分と向き合って自分を変えたかった。
思いに蓋をして苦しんでいる自分を変えてあげたかったんです。
カードの１枚１枚と向き合いながら、同時進行で自分の思いとも向き合う。
枚数を重ねるうちに色々な思いに気付いていきました。
段々と自分の思いに気付けるようになり、少しずつそれを外に出せるようになってくると心が喜んでいるのが分かるようになりました。
心が喜んでいる時は人にやさしくできるし、もちろん自分にもやさしくなれる。
花を部屋に飾りたくなったりお洒落を楽しみたくなる。
何か自分にできることはないだろうかと思いめぐらす意欲も湧いてくる。
心が満たされていくとその思いは外に向かって発動していくから快活になる。
インナーチャイルドカードは固く閉じこめていた自分の思いや感情に気づかせてくれて、それを外に出していく力になってくれました。
インナーチャイルドカードが原動力になってからの４年以上の月日は自分の可能性探しをしていた日々だったように思います。
可能性を探りながら、より深く自分を観てきました。
自分の思いや感情さえも分からなくなっていた私が、自分の可能性を探れるようになったことは大きな進歩だと思うんです。
可能性を探れるまでになったって日々の思いは色々です。
自分を見失う時もあるし、泣き崩れて自分を責めちゃう時もあります。
でも、今の私は昔の私ではありませんから、そのグチャグチャな気持ちや思いに気付いてあげられる。
そしてそれを外に出してあげることができます。
独りでそこに留まらず、友であったりブログに思いを表すことができます。
私の人生の歩みは螺旋階段をゆっくりと登っていくようなものだと思います。
劇的に変わってさっそうと歩いていくんじゃなくて、泣いたり落ち込んだり喜んだり笑ったりがお好み焼きみたいに混ざり合って地味にじわじわと味を出していくような人生なのではないのかなって思います。
力をくれたインナーチャイルドカード。
私の心を開かせてくれたインナーチャイルドカード。
４年前とは違って今は１枚１枚が愛おしく感じます。
これから私はインナーチャイルドカードのやさしさを伝えていきます
