【ちいさな声を届けるには】
(2021/2/9の投稿のつづき)
「香害」についての認知を増やしたいとおもい、市役所、教育委員会、学校へ働きかけをした。
一度ではなかなか声が届かないのは覚悟の上、何度も何度も打診する。その際、参考資料として提示したのが、同県内の他の実績(私の場合、宝塚市、猪名川町の前例を取り寄せた)。
お上の常套句「前例がないので...」の言葉に先回りをしての行為だ。
この常套句は、息子のお弁当持参問題の時に痛いほど痛感したので(ここでは割愛するが、ざっくり言うと、入園時アレルギーでもないのにお弁当を持参することは前例がないので無理ですと突っぱねられた過去がある。結果、お弁当を持参するこになるのだが、そこに至るまでには紆余曲折、一筋縄にはいかなかった。ブログにその様を記してあるので、興味のある方は過去のブログをのぞいてみて欲しい)
併せて、柔軟剤や芳香剤、合成洗剤など身の回りに蔓延る化学物質についての危険性を謳う資料も提出した。
淡路島は、南あわじ市、洲本市、淡路市の3つの市から成り立っているが、私の住む南あわじ市の小中学校に配ってもらえることになった。そのことをSNSであげたところ、洲本市、淡路市の在住の方からも「私の住む地域でも配って欲しい」との声を頂いた。
そんな声を無下にするはずもなく、洲本市と淡路市の教育委員会へ打診をしに行った。
今のところ、両市からはまだ連絡はないが、南あわじ市で前例があるので、話は早そうだ。
化学物質から、あなたとあなたの家族の健康を、そしてあなたを取り巻く豊かな環境を取り戻すには、そんなちいさな行動が実を結ぶのかもしれない。
おそらく、きっと。
そして、こんなうれしいおまけ付き。
このチラシを見たお客様がお店に来てくださって、この一言。
「チラシを学校で貰ってきて、香害のことをはじめて知りました。これからは、少しづつですが気をつけていきたいと思います。」と。
たった一人に声が届いたと思うだけでも、行動したことが無駄ではなかったと涙が出るほどうれしかった。
この一人が、もう一人、そしてもう一人と大きな波になることを願って止まない。
ご協力下さった教育委員会、学校関係者、市役所のみなさま、ありがとうございました。
- 参考文献 -
「経皮毒」竹内久米司、稲津教久 共著
「女性を悩ませる経皮毒」池川明 著
「ファブリーズはいらない 増補改訂版」渡辺雄二 著
「香害110番」日本消費者連盟 製作・発行
「買い物は投票なんだ」藤原ひろのぶ @fujiwarahironobu
資料は全てお貸し出ししておりますので、ご興味のある方はお声かけください。
「香害」のチラシも差し上げています。ぜひ、あなたの街でもご活用ください。
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