私は今、娘の日本語での読書に伴走しているところです。


娘の日本語での読書があまり積極的ではなかったので、小学校低学年向けの本(絵も多いけど、絵本じゃない本)を声に出して読んでもらって、私が聞いています。


これは私が夜の読み聞かせをする前にやっていて、1回に読めるのは20〜40ページくらい。


ま、絵が多いですから、がっつりそのページ数読んでいるわけではありません(字も大きいですし、まだまだひらがなも多いですからね)。


声に出して読むと、内容まで把握できないという記事も読んだことがあって、この方法が正しいのかわかりません(そもそも"正しい"っていう基準じゃ測れないことだと思いますが・・・)。


でも、内容がしっかりわかっていなくても、日本語の文章を目にしているだけで、娘の日本語にはプラスだし、内容理解に届いていなくても、文節を区切って読む訓練にはなっていると思うので、ま、いいかと思いました。


というのも、黙読だとやっぱり娘が正しく読めているか不安があるのと、こちらではスペイン語で読めるから日本語で1人で読み続けるモチベーションがそもそも低いと思います。


娘に読んでもらってお話を共有するとそれがモチベーションになるし、息子ザウルスが大変で私がちゃんと聞けていなくても、娘に聞いていなかった分のあらすじを聞いたりしていて、そういうのが結局国語力に繋がるのでは?という思いもあります。


特に小さいうちはドリルで読解問題をたくさんやらなくても、本を読んで言葉や表現を吸収して、その本のあらすじが言えたり、感想が言えたり、時には登場人物の気持ちになってなんでそんな事をしたんだろうと考えたり、そういう基礎力が国語力を支えるのだと思うのです。


我が娘の場合は、日本語でも字を読むことはあまり苦じゃなさそうで、本を声に出して読んでもだいたい内容はわかると言っていました。


娘は、元々日本の同い年に比べると日本語での語彙力が低いと思うので、声に出して読んでも読まなくても、馴染みのない単語や表現というのがあって、そこはどう読もうとわかっていないと思います。


ただ感というか、多言語話者のインスピレーションみたいなものを発揮させて、細かい表現ではなく、全体としてストーリーについていっているのではと思います。


時々、娘が知らないだろうという表現の意味を聞いて解説していますが、たいていわかっていません。


でも、大雑把なあらすじはちゃんと把握できていると思います。


だから、会話の素材にもなるし、もう少しこのスタイルで日本語の本読みに伴走しようと思っています。