日本から帰って来た時は、スペインでも私との会話はほぼ日本語でしたが、あっという間に元に戻った娘です爆笑


日本語が多い状態がキープできていたのは、帰国して1ヶ月くらい。


2ヶ月目でみるみるうちにスペイン語の割合が増えて、11月に入ると、もう見事に私=日本語、娘=スペイン語で会話をしています不安


ただ、私と2人きりで日本のことをしている間はずっと日本語で会話できているし、私が娘と息子の両方の相手をしていてスペイン語をしっかり聞けていない時には日本語に切り替えてくれたりしています。


この間、日本語で繰り上がりがある足し算のプリントをやっていて、その後「スペイン語で計算ってどう言うんだっけ?」みたいなアホなことを聞いてきて、びっくり。


現地校でまだその単元をやっていないのかな?と思ったのですが、娘のようにスペイン語の方が強い場合でもこういう急にあれなんだっけ!?という状態が起こるんだなあと思いました。


最近、言語の修得って、性格も大きく作用するのかな?と思います。


というのも、娘は常にスペイン語が優勢で、それは早くから保育所に預けたからだと思っていたのですが、同じような状況で息子は日本語が優勢(ま、娘に比べると、言葉の発達自体が遅れているけど・・・)?


娘が「息子は日本語の方がよく話す」と言うので考えてみたら、確かに息子は日本語の単語の方が多く出ているようで、同じような月齢で保育所に入れているのに(息子の方が少し後だけど、保育所にいる時間は長い)あれ~???と思いました。


夏に長く日本に行ったようなことは、娘はずっとなかったので、全く同じ環境ではないけど、それ以外は似たような環境なのに・・・と思ったら、


娘はずっと保育所大好き、誰と過ごすのも大好きで、公園に行っても回りの親子ばかり見て、そのやりとりを聞いているような子で、


息子は保育所が嫌(というか、私と離れるのが嫌)で1年以上泣き通した強者で、家族以外では雌鶏母さんくらいにしかなついていないし、他の子や友だちパパさんやママさんと交流するのは好きだけど、娘ほど回りを見ていない感じで、息子は私の方を見ているからか!?と思いました。


放っておくと娘はどっぷりスペイン語(と英語)環境になってしまうので、家で見るものは1. 日本語なのですが、スペインのテレビで娘が見たい映画なんかをやっていると、スペイン語のままでは見せてもらえないと分かっているようで、自分から英語に音声を変えて見ているので関心します(英語は今は娘の第3言語。日本語があったら日本語にしていますが、原語しか選べないので英語が多いです)。


娘はとにかくお話が好きで、本も好きなんですが、映画も大大大好きで、見ている時の集中力がすごいんですよね・・・(ここは褒めていいのかわからない点ですわ。無駄に集中しすぎ!)


だから、英語で見ていると、だいたい分かると言っても全部は分かっていないとはずですけど、それを集中力と洞察力でカバーしているのか、我が娘ながら感心します。


最近ではアニメでは飽き足らず、80年代の有名な映画を見尽くし始めましたわ。


私もかつて、スペイン語を映画で(結果的に)勉強したから、だいたいどんな感じで見ているかは想像がつきます・・・


学校がバイリンガル校なので(これはマドリードでは珍しい事ではありません。スペイン語だけの学校の方が少ないです)、いつ日本語力が英語力に追いこされるだろうか・・・とドキドキしています。


でも、やっぱり。


しっかり身に付いている言語(=母語)があるという前提で、複数言語が分かるというのは羨ましいなあと母は思います。


私たちの時代の日本の英語教育は、あんまり使えるものじゃなかったね。


日本語と英語をいかに正確に訳せるかは全然必要性がないと思うし、もっと言うと違う言語が使えるというのがどういうことか、私は日本を出るまで、スペイン語をやるまで、分かっていなかったです。


家庭教育でその辺の後押しがあったり、回りに外国語を話す人がいたら違っていたと思うけど、うちはそれどころじゃない家庭だったしね。


ただ、複数言語が使えるというのは、いくつか手段があるということで、それが目的ではないので、娘にはその手段を手に入れて、使えるようになって欲しいけれど、それとは別に自分のやりたいことを見つけていってほしいと思います。