ご覧頂き、ありがとうございます。


昨日ブログを書いてみて、

色々と思い出そうと記憶を遡っているのですが‥

やはり、所々記憶が曖昧になっています。


矛盾してる部分も出てくるかもしれませんが、

続きを書いていきたいと思います。



【2017年12月-2018年1月頃】

母が痙攣をおこし、寝たきり状態になってから。

その後の治療は何もありませんでした。

主治医の先生とも、話をした記憶がありません。。

病院のソーシャルワーカーの方に

色々と話を聞いてもらっていたような気がします。


痙攣をおこし、病状が悪くなってしまったので、

転院するばずだった施設には入れなくなりました。

かと言って、今居る病院にずっと居れる訳ではありません。


また別の病院に転院する事が決まりました。



その頃の母は、


寝たきり

食事を食べることはできない

話すこともできない

どこまで意識があるのか分からない


という様な感じでした。


ただ、私が母の手をぎゅっと握ると、

ぎゅっと握り返してくれました。

そして、私が指相撲の握り方で母の親指を押さえると、

食い気味に私の親指を押さえつけてきました。

その時は、ちょっと笑っちゃいました‥笑



別の病院の転院が決まり、私が下見に行った時か‥

実際の入院初日だったか忘れましたが、

病棟に足を踏み入れた瞬間、

言葉を‥失った様な記憶があります。


大部屋にベットが6つか8つ…

皆、寝たきりのご老人のような…


たまに奇声が聞こえたりして‥

皆、管に繋がれてて…

それはそれは、

中々受け入れ難い、

悲しく、苦しく、辛い光景でした。



母もその中の一人になります。

何のための手術だったんだろう。

治療だったのだろう。


もう良くなることは無いんだと。。

こんな最期になるなんて‥

想像もしてませんでした。



大きな病院に入院中、

主治医の先生に聞いた事がありました。


母は最期‥どうなるのでしょうか?と。


脳の病気なので、だんだんと眠る時間が多くなり

その後、眠るように息をひきとるでしょう


と、言われ‥ 

その時は、少しだけ、安心したような気がします。

手術治療最初の頃は、

その様な最期を想像していましたが、、


現実は、あまりに違いすぎます。

残酷すぎます。。


先生の話と、全然違うのです。

母はずっと辛そうなのです。。


けれど、誰にも文句を言う事はできません。

もう、何もすることはできませんでした。



【2018年1月-10月頃】

転院後、割と早い段階で、

手をぎゅっとする意思疎通が出来なくなってしまいました。


その後、顎が外れてしまったりもしました。

辛くて、母が叫んでいた光景を覚えています‥

転院最初の頃でした。

辛かったんだろうな‥

嫌だったんだろうな‥

私、何もできなくて、ごめんね。


脳の病気なので、その頃、

どれくらい意識がはっきりしていたのかは分かりませんが、

とてもとても、辛そうで可哀想で苦しかったです。


どうか、母の意識がない状態であって欲しいと、、

ずっと願っていた様な気がします。


ずっと寝たきりで、薬の副作用なのか

全身がむくんでパンパンにもなっていました。

母本人も絶対に辛かったと思いますが、

その姿を見ているのも、やはり辛かったです。。



そして、いつからか、人工呼吸器になりました。

いつから?どうして?人工呼吸器になったのか‥

どうしても、思い出すことができません‥。


この頃はもう、、ずーっと、辛かったです。


何で、こんな状態で、

お母さんは生かされているんだろう、と。



いつ頃だったか‥

父と話をし、私達の気持ちは同じでした。


もう、お母さんは、沢山、たくさん、頑張った

もう、辛そうな姿を見ているのは辛い

人工呼吸器を外して、楽にしてあげて下さい


沢山悩んで‥

そして、それがお母さんの為だと思いました。


しかし、こちらの気持ちを伝えたところで、

先生からは


人工呼吸器を外したら、亡くなってしまう

そんな馬鹿な、酷いことはできない


と、私達の気持ちに応えてもらうことは、

できませんでした。



なんで、こんな辛い状況なのに、、

人工呼吸器を外してもらえないんだろう‥


意思疎通もできない

目も開けられない

意識もどこまであるか分からない

何の為に生きていなければいけないの??



私は、この苦しかった気持ちが、

今も忘れられません。。



そして、

今の‥にこちゃんに対する気持ちに、

繋がっているのだと思います。。



【2018年10月】

何回か病院から

今夜が山です

という様な連絡があり‥

母は、息を引き取りました。。



お母さん、

辛かったよね‥

ごめんね‥


と、、



医療とは何なのか、考えてしまいます。

手術をしたことが、良かったのか‥。

人工呼吸器で辛い状態になってまで、

命を繋ぎ止めることが、

何故、最善の選択なんだろう、と‥。



次はやっと、、です。

この先の気持ち

医療制度について思うことを

書いていきたいと思います。



ご覧頂き、ありがとうございました。