前夫が来て話していた


ぴよたんが死んじゃった…と涙ポロポロ……



去年の秋、前夫は、春頃目安に帰ってくる

球根を植えよう

咲いた花を一緒に見ようと言ってくれた



でも春になっても前夫は帰ってこない

休みの日に来るだけ






話してみると、あの時はひよこが不安定だったからそう言うしかなかった

と言う


息子にも話してたのに

息子も喜んでくれたよ!と前夫は言っていた




嘘だったの?


嘘っていうか、そう言うしかなかったじゃん!

と言う。



そしてこの間、お金の話になって俺の給料じゃ…と今度は言い出した

息子が大学卒業して社会人ににったら帰ってくると言った


そしたら今日、

それもひとつの可能性、別にここに住みたい訳じゃない、今住んでる家が嫌でこっちに来るわけじゃないから………と言われた。


言葉もなかった。

言葉が出なかった。


じゃ、言わないでよ。


思わせぶりな帰ってくる発言を何回も言わないでよ。



私はもう、とっくに苦しい。

前夫が来ると心が和んでいたけど、今は楽しいと一緒に苦しいもついてくる。



同居人と関係を持った娘は消えた。

ある日LINEひとつで行方知れずになった。



馬鹿な私は何も知らなかった。親子、仲良くなってくれたんだと思ってた。



私がそれを見てしまう日まで2年余り、私は同じ屋根の下で行われている出来事に気づかなかった。

馬鹿すぎる。


母親の事で悩んでた。ずっと苦しかった。

そしたら、苦しいことがもうひとつ目の前で起きた。

2人は嘘をついた。

でもそのあと全部バレたけど。

私立の高校に通っていた娘。

同居人と別れたら学費が払えないから別れないでと言った。

私はすぐ警察に連絡して別れて働こうと思った。

でも、もう私は社会には出られなかった。

毎晩毎晩、娘と同居人の声が聞こえて飛び起きた。娘の部屋に入るとひとりで寝ていた。階段を昇ってくる足音が聞こえて飛び起きて下で寝てる同居人の所に飛んで行った。布団で寝ていた。

幻聴は止まらなくて、母親の事で睡眠障害を起こしていた症状はどんどん悪くなった。


そんな時、突然仕事に行くと言っていつものように私が作ったお弁当を持って仕事に行って昼休みにLINEで話して、じゃ仕事行ってくる。

といつもの感じ。

でも帰るコールが来たあと、家出するとLINEが来て娘は消えた。

娘とは関係の無い書類の提出に市役所に行った時、その紙に娘の住所が書いてあった。

そっとスマホで写真を撮った。

東京にいた。

会いには行ってない。

何もかもを捨てて出ていったから。


そして糖尿病になった。

というか、糖尿病であることが分かった。



私が今も同居人と暮らして着るのは社会に出られないから。

字を書くほど、パソコンを使うほど、目は良くない。

神経障害で自我長い間書けない。


なにより、安定していない。


前夫は娘のことは忘れろという。

でも、前夫は娘と小5までしか一緒に暮らさなかった。

私は離婚したあと父親と母親役をこなそうと

必死で子育てをした。

アルバムを開いて

スマホの写真を見て

あれ?娘は?って思ってしまう。

今でも夢に出てくる。夢の中で娘はいつも通り。

息子は何故か小学生くらい。

夏は3階に大きなコストコのプールを出して3人で入った

夜のプールは最高だった。

星空を眺めた。流星群の時は流れ星を探した。

花火大会の時はプールで大の字で見た。

前夫が知らない思い出が山ほどある。

それを見てしまった時の足元から崩れるようなショックは前夫には想像もつかない。

「忘れる」

は出来ない。


出来ないでしょ?

20年間育てたんだもん。

一生懸命子育てに没頭したの。

本当に楽しかった。

3人の時間はとても楽しかった。





でももう修復つかない

めちゃくちゃになってしまった


前夫は前より逃げてる

休みの日は朝早くから来るけど、それだけでも感謝だけど、でもきっと、息子が大学卒業しても帰ってこない。

前夫は帰ってこない。


同居人は、別にもういいじゃん。みたいな、まだ言ってるのか、そんな昔のこと。

くらいに思ってて、自分だって楽しみたいと思ってる。

お金が入るとどこかに連れて行ってくれ用とする。

友達に誘われらたと釣りに出かける時もある。


私は前夫からも同居人からも大事に思われている幸せな人間じゃない。


誰一人にも実の親にも愛されてない虚しい人間。


生ける屍。


私がなにか悪かったんだと思う。

自分に責任がある。でも今は変えられないから。

誰からも好かれないゴミは

ゴミらしく、前夫の言葉に希望を抱くことも諦めて、

ただ

いる。


ぴよたんに会いたいな。

まだ小屋を片付けられないんだよ。ご飯もお水もあるよ。


ぴよたんを埋葬したところに黄色いお花の宿根草を植えたいの。でも今は植える季節じゃなくて。毎年ある時期になると咲くとあーぴよたんて思うでしょ。


もうあんなお利口な子には会えない。

ぴよたーんて言うとたたたたたたって走ってくる子が居ないの。

ぴよたん寂しいよ。

ぴよたん、

この家は虚しいよ。