[CEDEC 2012]短期間,少人数で新規IPの背景美術を完成させた | rmt-wmのブログ

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DAZEの制作で,山口氏は「2人がペアになる仕組みを入れる」「全員にリーダー思考の考え方をもたせる」,といった仕組みを取り入れた。  例えば同じ内容の仕事を別々の人に頼んだとする。AさんとBさんの2人に頼んだ場合,その仕事により適している方がクオリティの高い成果物を上げてくる。だが山口氏によると,2人ペアのAチームとBチームに同じ仕事を頼んだ場合は,いずれのチームからもクオリティの高いものが上がってきたそうだ。こういった結果は,チーム同士の対抗意識が芽生えたこと,チーム内の2人がお互いの能力を補い合ったこと,そしてパートナーがいることでサボらなくなるといった相乗効果が得られたからだろう……と山口氏は分析する。  また「全員にリーダー思考の考え方をもたせる」という意図から,ほとんどの背景スタッフが,背景のモデリングからコリジョン(当たり判定)に至るまで,すべての作業をできるようにしたそうだ。これによるメリットは山口氏が予想していた以上に大きかったらしく,ドラゴンクエスト10 RMT,自分が担当していない仕事に対する視野が広がったことで,開発現場でも意見が多く交わされるようになったという。  また,「1人月」(1人が1か月間に行う仕事量)の捉え方についても,「1人に3人月分の能力を引き出す」ための工夫を行ったという。それは「本人が何を求めて仕事しているかをリサーチして,やる気を引き出す」という方法だ。人が求めているものには,お金や地位,名誉など,いろいろなものが考えられる。たとえばプロジェクトの最初に山口氏がプログラマーと会話したときには,「世界一を目指しましょう。世界一を取ったら,ドーンと大きいところで発表をしましょうよ!」といった話題をとおして,実際に相手の目の色が変わっていくのを実感したという。  本人がやる気を出して取り組んでいるならば,電車の中や自宅でも仕事のことを考えるようになるし,上司が見ていないところでサボることもなくなる。そして,何よりも仕事自体を楽しんでくれる。山口氏は「時間外労働を推進しているわけではない」と注釈を加えつつ,こうしたメリットの大きさを強調した。 専用ツールの導入で実現した,高速なファイル運用  続いての話題は,rmt,ファイル運用とツールの実例について。ファイル管理は「簡単だけど重要な話」と,今回のセッションの中でも山口氏がとくに重要性を説いていた部分だ。  山口氏は,過去に何度かオープンワールドのタイトルの開発を経験している
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