気つけば、朝の回診の時間になっていた。

医師に尿管カテーテルを外したいと伝えた。OK。


夜の看護師がカテーテルを抜いてくれた。先端にはオレンジ色のつぶつぶがあった。これが原因でカテーテルが詰まっていたのかも。尿瓶も試せた。「尿瓶を使う時は、その前後呼んで手伝ってもらって下さいね」と言って去っていった。


朝の看護師が来た、とってもクール、病人に被せて来る話し方。30秒で私には合わないのがわかる。「尿瓶交換の時は呼んで下さい」だそうた。


暫くして、ナースステーションの前で作業が始まった。会話しながらの笑いが聞こえる。笑い声も、デヘデヘ。もしやあいつか、あいつのシフトなんだな。

今日はハズレの日だ。


妙に眠い午後、暫く眠った後に気づいた、どの看護婦かわからないが、ご希望なら扉締めますよ。と。で、扉を閉めた。最初からこうしておけばよかった。


尿瓶について

尿瓶への抵抗はないが、タイミングが難しい。

差し込み式便器について。

基本的に長時間乗っているとけつが痛くなる。

従って、なるべく直前に借りる。

漏らすのはいやなので、空砲も多い。

私の体質上、大が出る時は小もでるので、

差し込み便座に尻を乗せて、股にしびんをセットするパターンが多い。けっこうたいへん。


体調について。

看護師がいうバイタルは安定しているらしい。

血圧100弱、脈100前後、酸素濃度安定。


本人的には、怠さマックス、体力なし。小水と便をするのと、薬を飲むので1日が終わってしまう。左脚太もも左側の無感覚はかわらす。

1番心配なのは腹水。抜いて1日で元の様に張ってしまった。


夕方の医師の見解は、炎症反応は悪化、CRPは35前後らしい。引き続き同様の治療を続けるとのこと。明日以降、緩和的関連の医師も来ると告げられた。ショックだ。全く心の準備が出来ていない。


夜間小水3回、大2回。そのうち小一回はギリギリ、大1回はソソウ。ベッドの上での排泄は、屈辱以外の何ものでもない。尿瓶はベッド脇に備え付けられているが、便座はベッド上足元に置いてもらうことにした。


パラマウントベッド(他のベッドも多分そう)

頭を立てて、脚を下げると、体全体が、足側にずれ落ちてしまう。この動きは尿瓶や便器を使うたびに必要。その度に身体を頭側に戻すのがどれだけ苦痛か。これが直せたら、多くの患者が便利に感じるだろう。