未明、酸素濃度が低いとのことで、酸素チューブを鼻に付けられた。その後安定。

 脇腹の痛みは腹水による圧迫だろうという事で、腹水を抜いてみようということになった。

ちょっとは楽になるだろうとるんるん。

 ところがまたもや腹水が抜けない。再度刺し直してみたが、やはり抜けない。腹水が細かい水疱状になっていて、その中で高粘度の液体になっているという。刺した針はエコーで見ると水疱の中には達しているらしい。でも、引けない。

 抗生剤が効いたら、抜けるようになるかもしれないとのこと。

「抜けなかったらまともな状態に戻れないよ😭」

でもやっぱり抗生剤頼り、取り敢えず目の前を頑張る。


 火曜日にこの病棟に移されたが、ちょっとヤバめの容体の患者専門らしい。レイアウトは、ナースステーションと、扉がほぼ正対(ほぼ全室)するらしい。そして病室扉はほぼいつもオープン。よくてカーテンだけ閉められている。急変に対応するためだろう。

 他室のアラーム音が響き渡る。落ち着かないがしょうがない。

 ナースステーションの看護師同志の笑い声をまじえた会話も気になる。特にデヘデヘと笑い声が野太い看護師。

 確かにシリアスな環境で、看護師同志で明るい会話をしながらやったほうが良いのだろう。

 

 しょうがないので、イヤホンをして両耳を塞ぐ。以前から使っていたプレイリスト。クラシック、お気に入り、ハードロック。

 遠くでアラーム音が響いていた。意識が朦朧としていた。看護師に起こされる。アラームは私だった。脈が130オーバー。看護師が医師に電話で聞いて、脈を抑える薬の投与指示。看護師はリスクが高いとして医師の診察を希望。救急担当医師が捕まり、確認後点滴投与。その後胸に貼るシール。

 薬が効いて落ち着いた。血圧上げる点滴も抜かれた。昼過ぎから安定してきたが、医師から家族への今後の説明があるということで、妻が呼び出された。意外にも、病室内で、患者、家族、看護師、医師でミーティング。

 菌(MRSA)が影響。抗生剤の効果を待つ。との方針。

 この抗生剤が効かないときはどうするのか?(私)

 時間に差はあるが、必ず効く。腹水と血液を培養した結果、特定できた菌で、対応した抗生剤を選んでいるから。(医師)

 その後、妻、次男、姉と面会。

 ぐっすり眠る事ができた。