こんにちは


前回のつづき、2023年11月のお話です。



 CT検査ができるところということで、ネットと電話で探したS内科を初診受診。一応、消化器病、肝臓疾患が得意とホームページに書いてある開業医。

 健康診断の結果を伝えて、CT検査。結果、腫瘍らしき影と腹水は確かにありそうだが、詳しいことは他の医師(どこにいるんだろう。院外?)にも相談したいので後日説明とのこと。大きい病院へ紹介の可能性を匂わされる。結局何も進んでいない事に焦れる。23日(木・祝日)から26日(日)までは単身赴任元(自宅)に帰るので、11月27日(月)再診予約。

 夜な夜なネットで「膵臓癌」「腹水」で検索すると、あまり希望のある結果が出て来ない。やはり1日でも早く先に進みたいと思い、再診日を前倒ししてもらって、24日に再診。

 医師からはガンとかそうじゃないとかそんな話しはなく、やはり検査設備がある大きい病院へ紹介する旨伝えられる。こっちはガンの可能性大だと思っているのに、冷静で朗らかで余裕ある話し方に逆にイラつく。

「紹介先の受診はいつがご都合よろしいですか?来週行けそうですか?」院長

「あのー、診断材料足りないとハッキリした事が言えないのはわかります。素人なりに、膵臓腫瘍と腹水ありから想像すると、かなりやばい状況じゃないかと想像します。

仕事の予定等もあるのですが、その予定の合間で行けば良いのか、治療を優先した方が良いのかどちらでしょう?」私

医師の隣の年配の看護師が、私の発言に黙ってうなづいてくれていた。

「仕事の予定よりも治療優先です。(きっぱり)」院長

「無理かもしれませんが、A病院の受付時間はまだ終わってないので今日の診察で紹介してもらえませんか?」私(予め調べといた)

「確認してみましょう」

 そのまま、A病院へ。S医院の速い対応には感謝です。


 とっても大きなA病院。50年間大した病気もしたことない私、こんな大きな病院に診察に来るの初めて。グーグルマップの口コミには、やれ事務員の態度がわるいだの、どこそこの連携が取れてないとか、そんなのが多数、緊張しちゃいます。(今にして思うと、病院の口コミはどこもこんな感じですね。)

 診察。「今日出来る検査は、今日やりましょう。一つは一泊入院しないと出来ない検査です。申し訳ないけど土日の検査は避けたいので、来週月曜入院でいいですか?」医師

「お願いします。」私

このスピード感に感激おねがい。後から調べたらS医院の院長、A病院の医局勤務経験あり。恐らく紹介状作成だけでなく、電話でネゴってくれてた様子。

「予定通り検査が進めば、12月1日に診断結果を説明できます。家族の同席をお願いします。」医師

「先生、単身赴任中で、家族は〇〇にいるんで、私だけじゃ駄目ですか?」私

「遠いけどそれでも来てもらった方がいいですねー」医師

「調整してみます。」私

(あー、やっぱり悪い結果の可能性濃厚。えーん)

この日は 造影CT 造影MRIの 検査2種で終了。


 予定よりも2日遅れだけど、A病院から直接、単身赴任元の自宅にもどる。車で帰るアホ。電車のが楽なのわかるけど、いつでもどこからでもドアtoドアってのも良いんだよね。高速使って6時間。妻に直接会って説明したい。ここまで一人で進めてきたけど、もう背負いきれない。

 移動しながら結果を心配してくれている上司に電話報告。我ながら明るすぎる自分の声。スーパーポジティブな上司、悪性とは限らない。きっと大丈夫。と慰め。

 帰宅後、妻に経緯説明。12月1日あわせて単身赴任先に来てもらうことになった。

 月曜の検査入院に備えて日曜は朝から移動。このころはまだまだ元気だった。


道中 富士山が綺麗でした。


11月27日

A病院検査入院

超音波内視鏡下穿刺吸引法 (EUS-FNA)

 喉に麻酔を効かせるために、変な液体を口に入れて数分?保持。吐き出しそう。他に部分麻酔したかな?覚えてない。

 検査中、動こうとしたらしく、「今大事なところですよー動かないでくださーい。」と押さえられた記憶だけある。

 稀に膵炎を起こすこともあるので一泊検査らしい。入院から退院まで絶食。

 退院時に、サブ担当の医師に「量が食べられないんです」と相談したら、回数分けて食べる方法。(おやつ方法)を紹介された。

 この頃、すでに平らなベッドに仰向けに寝ると腹が張って眠れなかった。クッションを背中と太腿の下に入れて、まるでクルマのシートをリクライニングして寝ている状態。すでにまともじゃない。

 翌日、会社へ、朝だけ在社の上司から、腫瘍があるからといって悪性とは限らない。大丈夫だ。と再度励ましの言葉。

 やっぱり体調が優れないので昼で帰ることにする。


長文すみません。読んでくださった方、ありがとうございます。