3月14日
相棒(白ネコ)の一周忌


白くモフモフとした毛並みの
相棒は
ホワイトデーの日の朝
6歳の命を
終えました




これからも
毎年
ホワイトデーの日には

忘れられない思い出を
相棒は
私に
残してくれたのかも
しれません



1年前



もう
動かなくなってしまった
相棒の側を
片時も
離れる事が出来ずにいました


最期まで
私の姿を追っていた目を
ゆっくり閉じてあげ



だんだん
死後硬直していく身体を
撫でながら
どの位の時間が過ぎたのかも
分からないくらい

側を離れる事が
出来ませんでした


相棒の白くて大きな三角の耳に
張り巡らされたピンク色の
毛細血管が


プツプツと
途切れ始め


行き場の無くなった
先端の血管の色が
だんだん白く
消えて行くのを


ピンク色の肉球の色が
白く生気を失っていく様子も



私の手のひらの大きさにまでに
なってしまっていた
骨の様に硬く動かなかった
首後ろの
癌細胞の塊が


宿主を失った途端


死後硬直で
硬くなっていく細胞とは
逆に
ブヨブヨに
まるで水風船の様に
柔らかくなっていく様子も


鮮明に
1年経った今でも
薄れる事なく


私の中に残っています





少しでも気を抜いてしまうと
全てを
失ってしまいそうだった1年


この1年
相棒を思い
沢山の気持ちを込めた御供えを
探す日々

その気持ちを
大事に思ってくれた人達が
居たから



張り積めた気持ちの中でも
1年過ごす事が
出来たのかもしれません






季節は巡って

少しずつ
暖かくなり始め
相棒が亡くなった後
植樹した 
【陽光桜】の蕾も膨らみ




日の当たる
暖かい部屋で
日向ぼっこをしながら

相棒を思い
桜の花が咲くのを
心待ちに