6月21日
相棒(白ネコ)の百ヵ日
百ヵ日を向かえる前までに
相棒の為に
宝満山の頂上の景色を眺めながら
お線香をあげたい
そして
随分前に亡くなった
父にも
一緒にお線香をあげたかったので
父の日に
宝満山に登ろうと
決めていました
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180621/10/mainecooncream/41/4e/j/o1080108014214966398.jpg?caw=800)
入った瞬間
高い木々に囲まれ
冷んやりとした心地よい空気と
少しだけ入ってくる木洩れ日
思わず深呼吸
気持ち良い…
なんて
呑気に思っていたら
登りはじめから
「これは…道?」っていう位
乱雑な石や木の道が現れる
「徐々に
険しくなるとかではないの?」
少し離れた所から見たら
石段っぽく見えたんだけどな
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180621/10/mainecooncream/9d/2f/j/o0760108014214966416.jpg?caw=800)
私の苦手な池の側を通り過ぎ
道は
デコボコな岩でも
アスファルトでもない
土と木の階段の道が続く
「よかった…登山開始から
ずっと頂上まで
石や岩を
ひたすら登るのかと思った」
そこを抜けると
また
車道に突き当たる
車道を横切り
又すぐに森の中へ
途中落下した大岩が半分以上
道を塞いでいたり
分かれ道もある
※ここは右左どちらに進んでも
同じ所に出るみたい
またアスファルトの道に出る
遠回りで車両はココまで
登る事が出来るらしい
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180621/10/mainecooncream/27/20/j/o0760108014214966427.jpg?caw=800)
また森の中へ入り
険しい岩の道を
ひたすら登ると
2合目の
【一の鳥居】に到着
ここからは片側
柵の無い崖が頻繁に現れる
「亀の甲羅の様な岩」を
見付けたり
木の板を渡ったり
水音が徐々に聞こえてきて
3合目の
【徳広の井】
ベンチと水場
水の冷たさが疲れを少し
癒してくれる
「ワン、ワンワンワン…」
「うん?こんな所に犬??」
柴犬も山登り
突然の犬の登場に
テンションが上がってしまい
ワシャワシャと
犬を夢中で撫でて
撫でまくって
気付いたら
コッソリと後を付けて登っていた
人達を見失ってしまった
………。
また一人になる
仕方ない
犬にお別れを言い
とりあえず登る
しばらくすると
4合目
【救急箱】のベンチ
ここで初めて座っての休憩
「また、分かれ道があるよ
どっちなんだろう?」
誰か来ないかな
しばらく
救急箱近くのベンチで休憩
手ぶらでヒョイヒョイと岩を登る
強者に出会う
助かった
こっそり
後を付けて行こう
でも…
速い
速すぎる!
「ハァハァ、ゼイゼイ」言いながら
はぐれないように
汗だくで
付いて行く
気づかれないように
付いていったつもりだったけど
私の息切れで
気づかれてしまいました
「ゆっくり登るように」と言われ
いつの間にか
私のペースに合わせて
一緒に登ってもらっていました
5合目の
【殺生禁断碑】や
景色が開けて見える所が
もうすぐあるよと
いつの間にか
山の案内人にもなっていました
【百段ガンギ】
相棒も百ヵ日を向かえる
「これが一段目の石」って
教えてもらい
1日が一段と数えながら登る
ちょうど7つ目の階段に
【百段ガンギ】の案内が立っている
100段登りきると
目の前に
【吉田屋敷跡】
※福岡市の松屋百貨店が
紀元2600年を記念して建設された
岩窟ホテル跡
緩やかな道の先
男道と女道に分かれ
私は左側の男道を選び
登りました
ちょうど8合目
…あれ?
また、男道と女道みたいな
分かれ道が現れた??
左の道は古い登山道で
頂上まで
1時間くらいは遠回りするらしい
誰も通らないし
しばらく
茫然と佇む
「誰か来ないかな」
どちらの道を進んだ方が良いのか
分からず
心細く
オロオロしていたら
後ろから
登山ツアーの御一行が現れた
先頭の案内の人が
私を
ツアーの人達と一緒に
連れていく
今度は
このツアーの方が
案内人になった
過酷な道も
1人ではないと
それだけで心強い
幅の狭い
【袖すり岩】を通り
頂上へ繋がる階段は
足を踏み外しそうなくらい狭く
トレッキングポール(杖)を
持っていない私は
左手は手すりを
右手は階段に手を付きながら
這うように登りました
そして、頂上へ到着!
木々と岩で覆われていた視界が
一気に青い空へと変わった
ちゃんと私についてきた?
父の日だから
まずは
お父さんに
お線香をあげよう
つづく