山登りなんて

小学校の遠足で
整備されたアスファルトの
緩やかな山道を

お散歩気分で
歩く事しか知らなかった

福岡の山は
全部そんな感じなんだろうと
勝手に
思っていました


でも
【宝満山】は
どうも違うようで

あともう少しで頂上という所に

突如、出現する
ほぼ直角な大きな岩を
鎖⁉で
よじ登るらしい!?…


なんだか
私の思っていた山登りとは
随分
かけ離れている

途中の山道も
デコボコな土の所や
急斜面
100段の石段
乱雑な自然の石や岩を登ったり
2度程なぜか
アスファルトの車道に出たり
…また森の中に入るらしい
私が苦手な池の側も
通らなければならないし
片側ガードもない崖の
細い道もあるようだ

大丈夫なんだろうか?
そして
道に迷ったりしないのだろうか?


「相棒の為に
頂上からの景色を眺めながら
お線香をあげたい」


なんて言ったけど
もはや
不安しかない



でも
こんな事くらいで
怖じ気づいていられない


あらゆる
知り合いの山ガールや
山登りベテランさん達に
すがり付くように
聞きまくり


とりあえず
必要な物を
揃えていく事にしました


まず
靴は大事

山登り用の
【トレッキングシューズ】を
日頃から履きならしておく 

山のお天気は変わりやすい
【レインコート】は
ポンチョタイプがザックごと
包み込めるから
良いかと思ったけど

軽い雨だったら
ポンチョでも良いけれど
下から段々
濡れて染みてくるらしく
上下分かれている物が良いらしい




そして【ザック】
※リュックではなくザックと言う
胸の上と腰の部分に固定させる
ヒモがあった方が楽なんだって


私のザックには付いていないから
固定用のヒモ
【チェストベルト】を
2本用意し取り付けました




すぐに取り出したい物は
ザックに入れず
【ランニングポーチ】に入れる
ランニング用が体にフィットして
付けてる感があまりなく
負担にならない

日焼け暑さ対策に
ひんやりする【アームカバー】と
風に飛ばされても大丈夫な
【ヒモ付き帽子】

一応
【ライト】と
邪魔にならない【コンパス】
そして【熊鈴】

宝満山には熊は居ないので
残念ながら
【熊鈴】は
お留守番…

今回は置いていこう


水分と行動食は必要らしく
「水」は必須アイテム
「飴とバナナ」を
持っていくように言われたので


私のおやつは
【ミルキーの飴】と
せっかく運動するのだから
【ミルキープロテイン】

バナナは
前日にでも買おう

相棒のおやつは
【ミルキーのお線香】
このお線香
箱を開けただけで
美味しそうな甘い香りがする
火を灯すのが楽しみだね 



あと【タオル】

ティッシュよりも
【トイレットペーパー】が
何かと使い勝手が良いらしい

むき出しで
クルッ  クルクルクルクル…って
トイレットペーパーをたなびかせ
片手に巻き取り
洗ったお弁当箱なんかを拭くのも
なんだか嫌なので
せめて
キティのカバーに入れてみました
※このキティのカバーは
ペット用品

それと
ウエットティッシュ


休日に
登山グッズの店舗を
渡り歩き

行く先々の
登山用品の売り場近くにいる
お姉さんを見つけては追いかけ
捕まえて
お尋ね攻撃


今まで
私が知らなかった世界


いろんな山の小道具が
新鮮で

テントや寝袋まで
気になりだした
買ってしまいそうな勢いの私に
売り場のお姉さんは

「とりあえず、
1度登ってみてから
徐々に
揃えていきましょう」と
なだめ
私の暴走を止めてくれました



初めての登山では
料理する余裕なんて
無さそうだけど
入れたての珈琲くらいは
飲みたいので


カップと
お湯を沸かす小鍋
そして
プリムスのガスセットは
持って行く

今回の山でのご飯は
とりあえず
お弁当を作って
持っていく事にしよう

使わない調理器具類は
今後、登った時に活躍出来る為
たまに
ご飯を作る予行練習を
家でしてみようかな


いつか
山の上でご飯作って食べるなんて
素敵だね



突然の怪我や体調不良に備えて
救急薬も必要らしい
日焼け対策も
虫対策も

これだけあれば
大丈夫な気がする


いつでも行ける
準備は出来た


そして
いよいよ竈門神社横の
「宝満山登山道入口」から
峰入り




梅雨の時期
お天気の様子を見ながら

相棒の為に
お線香をあげに
行ってきます


つづく