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出産前後のことを振り返って記事にしています。
(以下、本日の記事です。)
妊娠35週で帝王切開により出産しました。
赤ちゃんはNICUに入り、しばらく後に退院できると言われたのですが、その直後に再入院することになりました。
NICUを退院して、すぐに再入院となったのは、大変不本意なことでした。
何しろ、病院を出ないうちに再入院が決まったのです。
・・・何のために退院したのだか。
再入院先のGCUで、赤ちゃんへの対応に変化があったというわけではないので、NICUを退院しないほうがよかったのではとさえ思いました。
再入院して何日か経っても、退院の目途については誰も何も言ってくれませんでした。
ただ、赤ちゃんの飲んだミルクの量は、毎回、看護師さんがチェックしていたようなので、やはりそこがネックだと思われました。
ミルクを飲めるかどうかが問題になっている以上、看護師さんの目には厳しいものがありました。
哺乳瓶のミルクを渡されて、赤ちゃんに飲ませると、うまくいくときはごくごくと飲んでくれます。
私の赤ちゃんは、最後の一滴まで飲み干して、まだ足りない、もっと欲しい、というそぶりを見せることはありません。
ミルクが減るにつれて哺乳瓶がどんどん傾いていき、哺乳瓶の乳首に最後のミルクが入る頃には、口の動きがだいぶ落ちています。
哺乳瓶はガラス製で透明で、乳首も半透明なのでミルクの減り具合がよく見えます。
(注:通常の哺乳瓶だと、乳首に樹脂製の着色されたパーツをかぶせて哺乳瓶本体に着けるようになっており、全部が透明ではありません。)
乳首に入っているミルクが口の中に消えて見えなくなり、赤ちゃんの口も動かなくなって、ああ、飲み切った、とほっとして哺乳瓶を外すと、口から戻ったのか、乳首から哺乳瓶の底へミルクが少し落ちるのが恒例でした。
まあいいか、ほんの数滴だろうし、小さじ1杯もないはず。
そう思っても、見守ってくれている担当の看護師さんは、
「少し残りましたね。
(飲めたのは)45㏄というところでしょうか」
などと、細かくチェックしてきます。
その言葉に、
「ああ、また全部は飲めなかった」
と思う一方で、
「ほんの少しなのだから、これくらい、全部飲めたことにしてくれてもいいじゃない」
と思わずにはいられませんでした。