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わたしくらし

わたしのくらし

結構前の出来事だけど、これからのわたしの人生にとって大きな出来事になると思うから、記録!

研修にて、介護施設に行きました。
わたしが座ったそばにいたのは、小さなおばあちゃん。
目を閉じて小さい声でブツブツと喋っていて、こちらからなんと話しかければ良いかわからなかった。
施設の職員さんが、「マッサージしてあげてよ」とおばあちゃんに。
なんとそのおばあちゃん、整体師だったんだって。
「どうぞ」と言ってわたしを座らせて、肩と頭、腕のマッサージをしてくれた。
優しい、温かい手だった。
おばあちゃんは自分の話をたくさんしてくれた。
整体師になりたくて勉強を頑張ったこと、仕事が大好きで朝から晩までずーっと休まず働いたこと、地元の人はみんなおばあちゃんのマッサージに癒されていたこと。
そして、一緒に頑張っていた旦那さんが亡くなってしまったこと。目が見えなくなって仕事ができなくなったこと。その分、耳が良くなったこと。
今は生意気な孫もいるのよって笑って言ってた。
また仕事がしたいとも言ってた。
最後には、施設の職員さんに好きな人がいるって話もしてくれた。

社会人一年目のわたしにとって、すごく染みる、有難いお話でした。
「仕事を辛いと思ったことはない?」というわたしの質問に、「一回も無い、大好きだったからね」と言うおばあちゃんはかっこよくて、涙が出そうになった。

あのあったかくて柔らかい手の感触、おばあちゃんの話を忘れたくないな。
嫌なこと、辛いことがこれからたくさんあるけれど、その時はこの記録を読んで前を向けますように。