アズーリに衝撃!セリエAのユベントスを中心とした一連の不正疑惑に対し、同国サッカー協会のボレッリ調査委員長は19日、調査結果をまとめた報告書を規律委員会に提出した。内容は明らかにされていないが、20日付のイタリア各紙はユベントスの下部リーグ降格は確実で、ACミランも降格の可能性が高まったと報じた。処分の対象や内容については同協会が23日に発表し、その後、審議に入る予定になっている。 W杯ムードも消し飛んだ。20日付のイタリア各紙はそろって疑惑問題を1面で報じた。ガゼッタ・デロ・スポルト紙は「これが今回のスキャンダルでツケを払わされるヤツらだ」との大見出しを掲げ、「ユーベは見放された。セリエB降格は確実」と報道。コリエレ・デロ・スポルト紙も「ユーベは恐怖に身震い。ミランにも疑惑が降りかかった」と、ユベントスのセリエC降格の可能性にまで言及した。
報道によると、新たに疑惑の目を向けられたのはACミランのガリアーニ副会長で、主審、線審の選定に圧力をかけていた疑いが浮上。報告書には同副会長が中心となって不正をはたらきかけていた証拠が記されているという。クラブ主導の不正が事実なら、モッジ元GMが黒幕とされるユベントス同様、クラブ自体に降格などの厳罰が下ることは避けられない状況だ。
ボレッリ調査委員長が提出した報告書は193ページにも及び、他に処分対象に挙げられているのはフィオレンティーナとラツィオ。ともに降格は免れそうだが、来季終了時に一定の勝ち点をはく奪され、さらに欧州カップ戦出場権が取り消される可能性が高い。同調査委員長は「サッカーの予想のつかない面白さ、行方の分からない面白さは絶対にそのままでなければならない」と断固とした姿勢で臨む考えを示した。
報告書の内容発表後に行われる第1回審議の結論は7月7日または9日に下される予定。ユベントス所属のGKブッフォンは「今のイタリアは強いきずなで結ばれている」と騒動がチームを団結させたと強調したが、降格が現実味を帯びてきた今、所属選手への影響は避けられない。1次リーグ突破を懸けたチェコとの大一番を22日に控え、アズーリが逆境に立たされた。
≪デシャン氏にオファー≫元フランス代表MFで前モナコ監督のデシャン氏が、ユベントスが下部リーグに降格した場合に監督に就任するオファーを受けたことを明らかにした。降格した場合、カペッロ監督の退団は確実で、現役時代の94~99年にユベントスでプレーしたデシャン氏は「何部でも喜んで引き受ける」と表明した。デシャン氏は01年に現役を引退。同年から05年までモナコの監督を務め、03~04年シーズンには欧州CL準優勝に導いた。 (2006年 6月21日 スポニチ)
スポニチによると、フィオレンティーナは降格は免れるようですね。よかったぁ。でもまだ確定ではないのですよね・・・
ユーベとかが、本当に降格するとなるとあれですね↓↓まあ当然ですが・・・多くの選手が移籍するんでしょうね。デルピエロ、カンナバーロあたりは残るのかな?