優勝で揺れる世論
W杯決勝戦に計8人の選手を輩出した最強のクラブをセリエC1(3部リーグ)に落としていいのか―。イタリアのサッカー不正疑惑で、厳しい処分が予想される名門ユベントスに対し、イタリア世論が揺れている。9日のイタリアのW杯優勝で、閣僚や国会議員からも、処分軽減を望む声が出てきた。
ユベントスは、元ゼネラルマネジャーが各試合の主審の指名に介入した疑いなどが持たれ、検察当局の取り調べも受けた。イタリアのサッカー協会は来季、セリエC1以下のリーグに落とした上で、昨季と今季のリーグ優勝をはく奪するという厳しい処分案をまとめた。国内では、常勝チームの「陰謀」に批判が集中した。
しかしW杯でのイタリア代表の快進撃で、世論の風向きは変わった。決勝戦に出場したイタリア代表の5人、フランス代表の3人はユベントスの選手。これほどサッカーに貢献しているクラブに、処分案は厳しすぎるという声だ。
マステラ法相は7日、「政府は協会の処分に介入できないが、国民の多くは『恩赦』を望んでいるはずだ」と処分軽減を訴えた。
左派議員からは「決勝に8人の選手がいたのはチームの実力を示す。不正でリーグ優勝したのではなかったことが証明されたのだから、処分軽減を」という主張も。ただ、政界では恩赦反対の声が依然多数派で、右派議員は「あらゆる恩赦には反対。罪は償うべきだ」と反論する。
ユベントスの本拠地トリノの自営業グイド・カタラーノさん(33)は「降格は正しい措置だが、恩赦も否定できない。W杯の勝利はイタリアにとって、戦争に勝つのと同じこと。何が起こるか分からない」と処分をめぐる波乱を予想した。 (共同)
アズーリの優勝によって処分軽減を望む声がでてきたそうです。ただ軽減するべきでないと個人的は思います。不正した事実はありますし・・・Cに絶対落とすべきとまでは思いませんが。A残留なんてことになったら納得いきません。