前回の『サンダーロード』感想記事のタイトルですが『短文 感想』が正解です失礼しました。


フランソワ・オゾン監督、脚本の『苦い涙』を観ました!

メロドラマ!との触れ込みでしたが、有名なネットミームの

お金取って人に見せたくなる位のダメ人間だなぁ

を通り越し


金を払ってとんでもねぇダメなおっさんの姿を見せ続けられる80分


な映画でした(マジで)

おっさん(主人公の映画監督)のビジュは勿論のこと、おっさんが自分のファム・ファタール(あえてこの言い方します)や〜!運命の恋なんや〜!といきなりどハマりする青年も一般的な日本人女性の視点からすると、別にそうビジュがいいとも思えず、なんかむさ苦しくも暑苦しくも、そしておっさんが明らかに1人で勝手に盛り上がってるだけなのが初っ端から視聴者に痛いほど伝わる映画です。

ちなみにおっさんのアシスタントなんか執事なんか分からんやたらと忠実なお兄さんの方が、おそらく日本人受けするビジュだと思われます。このキャスティングはたぶんわざとやってるんだと思いますが。


映画を観ながら

いや〜、私にうっかりそこそこの才能と金と権利がなくてよかったわ〜

と思っていました。


ところでおっさんが前の彼氏と別れた原因の一つに

クチャラー(要約)

がありましたが、ファム・ファタルとエビ食ってるシーンのおっさんがめちゃくちゃクチャラーだったのはあれはやっぱり『別れた原因』として語ってた内容は全部ブーメランというか、自分のことだったのかなと思いました。


あんなおっさん(40歳設定に驚く)だというのに、母親と娘はめちゃくちゃ真っ当で

おっさんマジ感謝せぇよ!

と心の底から思いました。

娘が嫌な一面を見せるのは、あの女優の女に対してだけだし、あのアカンおっさんが勝手に暴れて倒れた時も駆け寄ってたりと、本当にいい子だなと思いました。


マジで

金を払ってあんまイケてないビジュアルのおっさんが最悪最低のみっともない姿を見せ続ける醜悪さを楽しめる人だけが観るべき映画だな

というのが私の忌憚なき感想でした(超名作になにケチつけとんねん、という異論もあるかもしれませんが、私はこういう風にしか観えなかったので)


最後の最後、アミール(美青年)もなにかしら死ぬほど痛い目に遭うシーンがあればなぁ、と思いました。

やっぱりおっさんは最後頑張ってジンかシャンパンの瓶であいつの頭カチ割る位のことをして欲しかったな!