| 【西陣織美術工芸】西陣手織り本金箔・中国手刺繍丸帯「源氏物語繪巻」※本来非売品の藝術作を…特別...
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「桐壷」から順番に読む必要はないんです。
お好きなシーンから。「宇治十帖」編です。
【宇治十帖】
42 匂宮 におうのみや 薫14歳-20歳
ハイ、ここからの主人公は薫です(読者:待ってました!)薫「僕は光源氏の子供ってことになってるけど、本当は何者なの」(読者:ヒューヒュー)ライバルは光源氏の孫で明石の姫君の子供、匂宮です。(読者:最高です!)「僕も紫の上のような人を見つけたい」(読者:匂宮まあまあですね)
43 紅梅 こうばい 薫24歳春 紅梅と真木柱(捨てられた髭黒の娘)密かに結婚していました(いつの間に)紅梅は柏木が亡くなった後、大納言になり家を継いでいました(地味だけど偉いぞ親より偉いぞ)匂宮はここからも求婚されますが、どうやらお気に召さないようです(あーあ、もったいない。どうなっても知らネ)
44 竹河 たけかわ 薫14,5歳-23歳 冷泉帝と秋好中宮の間に男児誕生せず。玉蔓が髭黒との間にできた自分の娘を冷泉帝に差し出したら玉蔓
娘が女児を懐妊とかややこしいことになっています。結局、この血筋も家柄も最も美味しいラインに男児が生まれず、後に、血は絶えてしまいます(道長の圧力)。本人同士がタイミングよく結婚すればよかったのにね。あの頃小っちゃかった子も、全員大人になりました。
道長のメンツも通り、さあ、そろそろラブロマンスの始まりですが、なんだか昔と比べていろいろと雑です。
薫14,5歳-23歳。この間、薫も匂宮もいろんな良家の子女を紹介されたり縁談を持ちかけられたり。「ロマンスロスな状態で」都の良家の子女、ほとんどと付き合ってしまい、都に手垢がついていない女性が既にいなくなりました。
それでも、さあ、いい加減そろそろラブロマンスの始まりです(元気よくいってみよー。どうした?みんなイマイチ元気がないぞ!オイッチニーオイッチニー)
45 橋姫 はしひめ 薫20歳-22歳
出生の闇を抱えた薫。宇治の俗聖八の宮(男)と仲良しになります。光源氏が須磨に流される際、右大臣側が用意したお飾り天皇の隠れ駒だった八の宮。とうの昔にお役御免になり、京にあった家も燃え、妻には先立たれ、使用人達と共に宇治に引っ込んでいました。大君と中の君という二人の娘がいます。
46 椎本 しいがもと 薫23歳春-24歳夏 なんだか昔と比べていろいろと雑ですし、どこが区切りだか曖昧ですが。ストーリーはばっちり。薫と姉の大君が会うようになり、文や心を通わせますが、男女の一線を越えられない状態が長く続きます。病弱な大君はどこか人生をあきらめていました。「その気持ちをどうか健康な妹に」薫もまた「合意が得られるまで手を出さない」かくして微妙は続きます。
「薫が宇治の美しい姉妹と通じている?」匂宮は強引に薫と共に宇治に出かけてしまいます。その日に、薫が狙っていない妹の中の君と、ムリヤリ関係を持ってしまいます(早すぎる早すぎる)。
47 総角 あげまき 薫24歳秋-冬 匂宮「なんて美しい姫だ、これぞ探し求めていた理想の姫だ!紫の上だ!」中の君「ああああ」大君「あああああ」薫「あああああああ」八の宮が風邪で倒れ寝込み、寺に入院します。そのまま寝込んで寺から出てこなくなりました。父の遺言「結婚なんていいことないよ。我々みたいな人間は結婚などしなくても、本と琴だけを相手に生きていればいいのですよ、それが一番幸せです」お坊さん「このお父上はもう長くない。君らはとっとと離れた方がいい。もう、寺にも来るな来る必要はない」中の君「どういう意味ですか?私達、結婚も恋愛するなってこと?」大君「いいえそうではありませんわ、ああ、また心臓が痛い」なにか裏がありそうな変わった遺言を残し八の宮死亡。大君、薫の愛に応えきれず死亡。
匂宮と中の君は、身分違いの元政敵です。しかも、薫の想い人の姉、大君は他界。結婚はそのまま許されません。匂宮「諦めきれるか!」「構うもんか」なんせ匂宮は多少早まっても、そこで貫抜き通したほうが優位ですから手加減なんてしません。匂宮は母明石の君を説得して許しをもらい、京に車を走らせ中の君を奥様として根こそぎごっそり持ってきてしまいます。
48 早蕨 さわらび 薫25歳春 同時に、匂宮には、縁談が進んでいました。右大臣夕霧の愛姫君六の君です。誰が見ても申し分ない良家の姫君です。夕霧は中の君の存在そのものをあえてシカトし、匂宮の正妻として匂宮と六の君を縁談を勧め結婚させてしまいます。
夕霧(弱い過去の政敵なんかシカトが一番だが、中の君さんの気持ちもわかるんだよ。本当は身内同士でこのテのケンカしたくないんだよ。悪者にされちゃう)
夕霧(六の君は薫と結婚させちまおうか、世間から見ると近親婚だがなんせ本当は血がつながっていないわけだし、そっちの方が横暴かねぁ、俺、こういう時どうすればええねーん。なあ、柏木ーかしわぎーよーなあ?なあ?なあ?)
結局、匂宮との縁談がそのまま進み、匂宮は可愛い奥さん二人で大変、中の君は妊娠中なのに泣く羽目になり、薫はまた一人ぼっちに・・・。
「大君は薫の想い人だから中の君」「好きな人と結婚し連れてくる」「他との縁談が進んでいてもかまわない」なんだかんだ言って筋を通しており、正室に六の君を貰ってもバランスを取って中の君とも幸せそうにしている匂宮に嫉妬した薫「損した気分」「好きだったのに幸せにしてやれなかった」中の君に迫りますが、中の君は既に懐妊していました。薫は我にかえります。でも悔しいし寂しいし。
49 宿木 やどりぎ 薫25歳春-26歳夏 薫も気に染まない政略結婚をすることになりました。明石の中宮腹ではない、今上天皇の女御との間に産まれた姫君「藤壷の宮」です。周囲には羨ましがられますが、薫本人はいつも辛そうです。「好きな人でなければ、結婚って全部同じだな」
50 東屋 あずまや 薫26歳秋 薫は匂宮と中の君結婚後も、中の君目当てにしょっちゅう匂宮邸にやってくるようになってしまいました。「浮気をしたいんじゃない。大君としていたような、暖かい話がしたい」妹の中の君に迫っては自己嫌悪、迫っては自己嫌悪。
中の君は八の宮の間にいる異母姉妹の存在を明かします。中の君を産んですぐに亡くなった母親の下で働いていた使用人との間にできた子です。家の恥に該当することなので、中の君は黙っていたのです。罪の子供ではありません。行為の後、女児が生まれましたが八の宮は「愛しているのは妻だけ。浮舟は間違いだ。俺の子供ではない」と、なかったことにして自分の子供として認知せず、身分の低い地方の受領の連れ子として草深い関東の田舎に継娘として追いやってしまいます。
その、大君に生き写しの三人目の女性が「浮舟」です。
51 浮舟 うきふね 薫27歳春 浮舟は結婚に一度失敗していました。二十歳ばかりの少将との縁談が進んでいましたが「美しい姫なんて出世すればいくらでも手に入る。今欲しいのは受領の後ろ盾」「浮舟と結婚しても財産は俺に入ってこない」「多少幼くてもいい、金、財産」少将は浮舟とは種違いの妹を選んでしまいます。傷心の浮舟は、常陸(千葉あたり)から母と共に京に上京してきます。仮住まいに浮舟が来た情報をいち早く手に入れた薫は、その仮住まいに浮舟が滞在している間に浮舟と関係を持ってしまいます。
また「好きで愛しているのは中の君なのに、六の君との結婚やら出産やら相性やらで酷い男扱いされ、相手にされなくなった」匂宮も、家にいる見かけない女の童の後をつけて、思わぬ形で出会った美しい浮舟にほんのちょっとちょっかいを出してしまいます。ほんのちょっとで匂宮にとっても忘れられない存在になってしまいました。
52 蜻蛉 かげろう 薫27歳 薫「浮舟さん、貴女はなにも知らなくていいのですよ私に任せて」薫は浮舟と共に京から宇治に車を走らせ、大君と中の君が住んでいた家に浮舟を住まわせてしまいます。
京都で「藤壷」と結婚している薫は、浮舟に会うためには一ヶ月に一回宇治に来るのがやっと。その情報を聞きつけた匂宮は浮舟が気になり、公務が手につかなくなり宇治にこっそり通うようになってしまいます。しかも浮舟の母親は少将と結婚した娘も自分の娘。娘のお産の為、いつも浮舟のそばにいることが出来ません。「匂宮とも会っている」薫は浮舟の不貞を許すことができず、悪者扱いされるようになってしまった浮舟は、状況が楽しめず悩み苦しみ川に身を投げてしまいます。
53 手習 てならい 薫27歳-28歳夏
「浮舟が死んだ」二人の男性の心に風穴を開けたまま、浮舟は拾われた僧の元に身を置いていました。「困った男に口説かれたり、ムリヤリ人のものにされるのはもうたくさん」浮舟は明石の僧都の元にで出家をしました。「浮舟が死んだと思い込んだ家族達は、浮舟の衣服や家財道具などを全て燃やして葬儀を済ませてしまいました。薫はせめてもの罪滅ぼしに、浮舟の種違いの弟である小君を臣下として迎え入れました。
54 夢浮橋 ゆめのうきはし 薫28歳 明石の僧都「本人が望めば還俗することができる」薫は尼になった浮舟を明石に迎えに行ったものの、浮舟は薫の愛を受け入れませんでした。お互いに老人になって男女の関係
の則を超え、気にならなくなったらまた遭えるかもしれません。
え?
え???
ええええええええええええええええええええええええええええ???
これで終わり?
はい、源氏物語は
・・・その後、見かねた後世の人によって続編が書かれ「浮舟と薫はまた会った」ということになっていますし、いきなり髭が伸びたり髪が伸びたりするものの、男と女が入れ替わる話で「生理的に合わないから読んでいない」という人もいますが「とりかえばや物語」という話も後世の人の手によって書かれています。
「桐壷」から仰々しく読んでも良し、修羅場の「葵」から読んでも良し。
大団円「梅枝」「藤裏葉」から読んでも良し、楽しみ方は人それぞれです。




