仙台市青葉区にある「大崎八幡宮」は、慶長12年(1607)に「伊達政宗」によって建てられた絢爛豪華な桃山時代の代表的な建物です。昭和27年に国宝に指定されました。
山形県米沢市にあった成島(なるしま)八幡神社と宮城県大崎市田尻にあった大崎八幡神社を合祀(ごうし)させたものです。
400年以上の歴史があり、平成24年(2012)~平成28年(2016)にかけて行われた平成の大修理。外見は色の塗り替えなどが行われ華やかですが、中はほぼ建築された当時のままに残されています。
大きな特長は、日本で一番古い権現造りの建物であること。権現造りとは、本殿と拝殿を石の間で繋いだ様式のことを指し、日光東照宮や京都の北野天満宮も同じ権現造りの建物です。石の間の天井には百花繚乱、53種類の花々が描かれています。一説によると人々に薬草の知識を深めてもらおうとのことから、佐久間左京などによる絵師により、天井絵としたとの話が残されています。明治初期の神仏分離によりお寺と神社は別々ですが、かつては一緒の敷地にあり、庶民にとっては非常に身近な場所でもありました。
そして昭和20年の仙台空襲では焼夷弾が拝殿の欄間の部分にあたったのですが焼けることはありませんでした。不発だったとの説が有力視されています。
400年以上の歴史を持つ、国宝·大崎八幡宮。この記事を書いている時期は立冬も過ぎていますが、時期的に七五三参りの方が多くみられます。9月の例大祭では、流鏑馬や1トンのお神輿を担いで100段の階段をおりて八幡町を練り歩くなどを行います。一月には正月飾りを燃やす松焚祭(まつたきまつり、一般的にはどんと祭ともいう)が行われています。仙台藩にある桃山建築のひとつでもあります。是非ご参拝下さいませ。
参考資料:図説国宝大崎八幡宮