星宮神社・トトロ神社 カカセオとヘビ | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい ですかたつむり



地元、栃木県の星宮神社にちょっと立ち寄りルンルン

車だったら孝謙天皇神社の近くです




たまたま先日、郷土、言語や民俗を研究する方の本を読んでいましたら、おもしろい星宮神社のことが載っていました



※私は専門家ではありません。以下、ご注意下さい


もともと、星宮神社全般は「香香背男・カカセオ」と言う人(神)の神社なんだそうですね



っと、語り込む前に…



境内になぜかトトロ神社爆笑








ドングリと小石のお供え物…





メイちゃんの「トウモ コロシ(ロコシ)」
なつかしい照れ









カカセオに戻ります


カカセオは古事記などでは「自分たちに最後までなびかない悪い神」として位置付けられるそうですが、

見方を変えれば、よそからやってきた脅威に勇敢に立ち向かい、属国になることを嫌い、誇り高く最後まで抵抗し戦った英雄です

(アテルイみたいな・・・)
(三國志のモウカクみたいな…)


ちょうど、栃木県の辺りは倭人と先住民(蝦夷と差別的に呼ばれた民・アイヌ民族になっていった民とも)がせめぎ合っているポイントだったりするので、この神社が信仰されたのかもしれないですね

県内の地名や言葉の語源はアイヌ語も、結構あります





荒縄が蛇!





そして、ヘビの荒縄ですが、納得!

蛇はその形状が、男根に似ていて再生・復活の象徴、気質は、とても強くしぶといことからも信仰の対象になったそうです


(蛇については境内の説明書きは、金運のことが書かれていましたよ)



しかも!!
カカセオの「カカ」とはアイヌ語で蛇です


香香・カカ (蛇のように)
背・セ (背く)
男・オ (男)

蛇の名「ヤマカガシ」にも「カカ」が入っていますね

群馬の「カカア天下」も妻がふてぶてしく夫を支配する様子から、蛇・カカにたとえる様になり、カカアと訛ったのだとか・・・?









ウ~ン、長々と語ってしまった・・・
こういうことに思いを巡らすと、いろんな所につながるので、きりがないけど面白いです

蛇の縄をみてカカセオを確信し、感激で背筋がゾワっとしましたびっくり



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