染師・まいまい です
上野でやっている「クレオパトラとエジプトの王妃展」を観にやってきましたが、
私にとって、こちらのブルガリの展示の方が感動したし、ためになる内容でした
なにから話たらいいかな・・・・
私の中で感情が爆発しています
観賞した後は、エジプトの展示なんて、かすんでしまい、
表慶館を現代的かつアールデコやジャポニスムを思わせる様式で空間演出したようすは、家に帰っても脳裏に焼き付いていて、
家族に話しかけられても上の空・・・・
朝起きたら夢の続きのブルガリがあふれだしました
あ、あのアンディ・ウォーホルもブルガリの空間の世界観に魅了されたひとりですか・・・
なんだかうれしい
私は博物館の展示方法で感動することって、あまりないのですが、泣きました
ブルガリの歴史を振り返る展示だそうで・・・・
展示物は、銀細工をジャラジャラと付けた一点のギリシャの民族衣装から始まります・・・・
館内は懐かしいメロディが流れています
宝石の歴史的お宝類は今までも観賞する機会はありましたが、
「どっかの王様の王冠」とか「強欲ババア貴婦人の首飾り」的なものが多かった私にとって、
このブルガリの歴史的展示物は、工芸品・美術品としての魅力を確かな説得力で、
私に教えてくれた宝石でした
レンダリング(手描きのデザイン画、スケッチ、制作の意図などが描き込まれた紙)も展示されていたのが、とても興味深かったな・・・
どんなことを考えてきて、この作品が誕生するに至ったかが解ります
職人さんの仕事のようすも一部、映像で流れてました
「エリザベス・テイラーコレクション」もあり、懐かしかったです
エリザベス・テイラーさんの「クレオパトラ」の衣裳が4点も展示されていてビックリ!
ケース越しじゃない!丸出しです
「BVLGARI」って刻印された腕時計なども展示されていましたが、
こういうのって、いちいち説明的
「ブルガリだね。それで?」と思ってしまう
他の作品は、デカデカBVLGARIって書かなくてもブルガリとしての誇りを放っていますよね
日本人に似合いそうなのってどんなかしら・・・・と思ってみる・・・・
そうなると和服に合わせたい
あら、これ帯留めによさそう・・・
だけどこれと調和がとれるように和服の格を合わせるのが大変ね
博物館ですから、どんな服装でも拒まれないでしょうけど、
この素晴らしく作り込んできている世界観に格を合わせないと失礼だし、
似合わない普通の格好をしている自分が恥ずかしくなりました
ここは「付下げ」よりさらに格上の「訪問着」で訪れてみたい場所です
こんな派手なのがよさそう
ハイ、
まいまい自作の手描き友禅染めの訪問着
表慶館に入ったのは今回が初めてなのですが、建築がすごいです!
カメラNGなのが残念
期間中なるべく何度も訪れようと思います