描かれた上杉謙信の陣幕 | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です



只今、上杉謙信の陣幕制作プロジェクト始動中です


描かれた上杉謙信の陣幕がどんなものか調べてみました





米沢市上杉博物館蔵  
推定制作年代・江戸中期


「その辺、ざっくりやっちゃって~」?っと
指示するボンタン、ヤンキー座りの謙信公

(ちがうか…汗


指さしが左手目

ホントに本来は左利きだったりして
だとしたら面白い



天皇家の家紋をデカデカとあしらった陣幕


そういえば・・・

後奈良天皇に謁見したとき、
謙信公は「この争乱を収めてほしい」と天皇からお願いされてました




米沢市上杉博物館蔵  
推定制作年代・江戸中期


上杉の家紋「上杉笹」は控えめに建物に取りつけられていますね

天皇からの指示で戦っているわけで、自分のためではないってことでしょうね


和歌山県立博物館蔵  
推定制作年代・江戸前期


武田軍が奇襲をかけたものの、すでにもぬけの殻になっていた上杉本陣
拍子抜けした武田軍


奇襲に奇策で応える謙信公です






和歌山県立博物館蔵  
推定制作年代・江戸前期


ついでに武田の陣幕もどうぞ



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