ジャンパーフードのシミ落とし | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染め師・まいまい です


仕事始めは・・・・




ジャンパーフードのシミ落とし

ご覧ください


私・染師・まいまいにお悩み相談が舞い込みました




ラーメンのどんぶりにポチャン…

ラーメンの汁をつけてしまったジャンパーのフード


洗濯機で洗ってもシミがとれなかったとのこと・・・・



この手の化繊に油がしみると、洗濯洗剤、洗濯機では限界が
ありますよね・・・




シミになったフード






処理します・・・・






乾かしてみます・・・





はい

シミが無くなりました


私はクリーニング屋ではないので、限界がありますが、
染めの知識を応用すればなんとかなることも、よくあります


(なぜかクリーニング屋の仕事より、私の仕事の方が、完成度が高いことがある


過去の例では、汚れがひどくクリーニング屋さんでも
どうにもならない物については、染め替えもしましたよ


依頼された方に大変喜んでいただけました








おまけ


ちょっと裏技紹介


「まながわきの嫌な臭い・雑菌」対策の洗濯洗剤が売り出され、
とても助かる昨今ですが、その洗剤でもどうにもならない
重傷のものってあります・・・・


冷静に考えてみてください

なまがわきの臭いは雑菌によるものです

殺菌すればいいのです

煮沸すれば雑菌はほぼ死にます


そう

衣類も煮沸すればいいのです

青菜を湯がく程度で、あのしつこかった臭いが無くなります

臭いが無くなればいいのだから、いつまでも煮ないで
引き上げます



繊維によりデリケートなものもあります
ぐらぐら煮立たせないでください
縮み・痛みの原因になります

煮沸に使う大きい鍋や菜箸は料理していない新品の方が良いでしょう

料理に使われた道具は、必ず油分がしみ出してくるので、悪影響です

染めに使う場合、料理に使われた道具は厳禁です




お困りの方、ぜひやってみて




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