12仏国寺③木喰終焉の地・奥の院三昧洞穴 | 江戸手描き友禅「染工房 まいむらさき」のそめいろ日記

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栃木県小山市でそめもの教室の講師をやっています。
染め物のコトや、じんくん(秋田犬)のコト、歴史、芸術、美術、日々の色々を綴っていきます。

染師・まいまい です



12仏国寺③木喰終焉の地・奥の院三昧洞穴

道鏡と孝謙(称徳)天皇ゆかり(所縁)の地




私の地元
栃木県の伝承には、
道鏡左遷後、
実は孝謙(称徳)天皇は
亡くなってなどおらず、
女帝の地位をかなぐり捨て、
下野国(栃木県)に左遷された
愛しい道鏡を追ってやってきて、
一緒に暮らしていたというお話があります

また、道鏡は下野薬師寺を逃げ出て、
那須(現・那珂川町)の辺りに
ひっそりと暮らしていたお話もあります


さらにはお隣、茨城県にも
二人が暮らしていた伝説から
「皇都(こうと)」と呼ばれた地域があります


正史とは違う、そんなロマンチックな伝説の地を
訪ねてみました


正史は道鏡が没したのは772年としています

ですが、私は、772年は没した年ではなく
本当は下野薬師寺を辞めた年だと考えます






茨城県城里町の仏国寺にやってきました

縁起で道鏡と孝謙天皇について記されているとか・・・



お寺見学が終わりました

帰るとき、お寺から道を下りながら、
ふと気になる石仏が目にとまりました




なるほど、ここは入り口のようです

木喰五行明満聖人終焉の地
奥の院三昧洞穴
ですって・・・

ちょっと寄ってみたい
危ないようだったらそく戻ります



都会の人はあまく考えがちのようですが
イナカッペの私は山中を警戒します





いかにも観光地的に山道が
整備されているわけではなく

かすかに、定期的に人が訪れ、
わけいっただけの獣道風の道順がある
だけでした


蛇や熊さんには逃げてもらうため、
大きな音や声を出し、
行く先を長い枝でガサガサ突っつき
ながら道なき道を分け入っていきます

護衛に、じんくん(秋田犬)を連れて・・・





途中、オリジナル風の石仏がたくさんありました

手ブレしてますね

すごく怖いです
聖域でここまで畏怖の念に駆られたのは
初めてかもしれない

ここでは自然の音さえ聞こえない
ほぼ無音に感じました


異質な空間でした





洞穴が見えてきました

ナウシカや、のものけ姫の世界・・・
すべて自然に還ってる・・・

シシガミ・・・

オッコトヌシ・・・


完全に動物が支配する領域



じんくん、頼むよ


④につづく・・・





これは
秘話!高僧と女帝の間に生まれた子
の続編です

1 孝謙天皇は道鏡の子を産んでいた! その名は英親王!
もどうぞ

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