染師・まいまいです
「おひなさま」友禅染め額制作中です
水洗い(水元・ミズモト職人用語?)後、色止めの処理をして、布を乾かしたら、次は、ゴム製の友禅染め専用糊(糸目ゴム糊・イトメゴムノリ)を溶剤で、完全に溶かし、洗い落とす作業です
この作業のことを「ドライ」といってます
たぶん、職人用語です
えっどこに ゴムなんかくっついてるの と思いますよね、絵の輪郭線がゴムなんですよー
昔ながらの友禅糊は、もち粉や、ぬかなど調合したもので、この糊にも良さはありますが、時間が経つと、ひび割れやすいので、分業制(絵を描く人、染める人、洗う人、と役割が分かれてること)の制作に向いてます
私は、最初から最後までの工程をひとりでやるので、多少時間が経ってもひび割れしないゴム糊に助けられてます
「ドライ」後、よくゴムがとれてるか確かめるためにも、水に通してますこれをしない職人もいるとか
キッチリ派の師匠にならい、私もしているうち、やらずにはおれない人になりました
タオルに巻き込み、水気をとったら、干します
次回は修正にはいりまーす