16 孤立
月の雫物語 第15章 孤立池乃はしだいに雫と距離を置き始めました池乃の心の中はタケルと自分は相思相愛で上手くいっているでも雫の存在が自分達を邪魔していると考えるようになりました雫の存在を脅威に感じていたのです花いちもんめ事件の翌日ーいっちゃん、一緒にお弁当食べよう雫が誘いました池乃はそれを無視するかのように私、一人で食べたいから…そう言って雫から離れるように教室を出ていきました次の日もその次の日も…そのような態度を取り続けているうちに池乃は本当にみんなから孤立するようになりいつも、ポツンと一人でいることが多くなっていったのです雫はそんな池乃を心配しましたが雫が行くと池乃は余計に態度をかたくします見かねてタケルが声をかけ自分達と一緒に食べないか?と拓真とミナトを誘い4人でお弁当を食べるようになりました池乃はだんだんと自分は3人からお姫様扱いをされていてタケルが王子、拓真とミナトは家来…と空想するようになりましたそんな様子は、教室内でも噂になり花いちもんめの時もタケル君、池乃に優しかった池乃の事を好きなんじゃないか?とヒソヒソと話題のネタになっていきました一方…雫はいつも周りに誰かがいました雫が一人になる事はほとんどありません代わる代わる誰かが雫の側にいますでも、雫が一番 一緒にいたかったのは池乃でした初めて会った時からいつも一緒で、姉妹のいない雫にとって心から信頼出来ると感じていのに…いっちゃん…雫は喉の奥に何かが引っかかってしまったように、池乃には言葉が見つかりませんタケルはそんな雫の為に池乃に優しく接していました雫はタケルにとって、憧れであり手に触れてはいけない神々しさを感じる女神のような存在いつも遠くから雫の安全を見守っていました何となく池乃を゙気にかけてあげることを雫は喜んでくれているとタケルなりに考えてのことで池乃が自分に対して特別な感情を抱いているとは全く想像もしていませんでしたタケルの考えは全て雫中心なのですそんな、タケルの気持ちを全く知らない池乃はますますエスカレートしていきました続く〜