貴女さえいてくれれば、
私にとっては毎日がバレンタインデーだ


「それ、義理じゃないですから~」
そう言って渡されたチョコの小箱を手に
呆然と立ちつくしたあの時から…

もう一年が過ぎたんだね

  

翌日、はにかむ君を探して恐る恐る声をかけ
僕たちの交際は始まった

これと言った取り柄もなく
どちらかというと目立たないように、ひっそりと生きてきた
こんな僕のどこがいいの?
と、聞いたことがあったね


君は笑っているだけで答えてはくれなかった

それでも僕はうれしかったんだ



妄想のひとりバレンタイン。。