
青少年に悪影響があるといけないので
R21に引き上げました。
子どもは看板の字が読めないので
つーか大人も読めないので
ついうっかり「へっそんなの無視無視」とか言って
一線を越えてしまうのです。
汗をかいて走り続ける馬を見れば
分かりそうなものなのに…

走り続けて腹が減ったからと言って
パンにありつけると思ったら大間違いなのだ
え?これパンなの?
そう、うまいよ~。ひとつ食べてみなよ
って声を聞いたらすぐに逃げ出すこった。

じっとしていると、ほら
虫がいつの間にか頭の上に集まっている。

ここがあの世界への入り口
あっ をいおい、何してるんだ!
覗いたら取り返しのつかないことになるぞ
あっという間に吸い込まれ
地中深く押し込められてしまう
好奇心は時に命取りになる。

ワシの言うことを無視して覗いてしまった若者が
何人もこの中に埋まっている。

時々か細い手を伸ばして何かをつかもうとするが
ワシは何もしてやれん
だから言わんこっちゃない、と叫んだところで
何の意味もないのだ。

それでも、ずいぶん昔のことだがな、一度だけ
掘り返すことができた
だがそこにあったのは
燃え尽きた脳みそだけだった…

あのさ、
脳みそって燃え尽きるんだっけ?
当たり前だろ
燃え尽きて真っ白になってうつろな目でリングに座っているんだ
そ、それ何か違うお話しみたい…
細かいことはいいの!