「はい!」

元気な声です。明るい子どもらしい返事です。
こんな返事を聞く度に嬉しくなります。

「姿勢を真っ直ぐにね。」
「はい!」

「プリントをしまいましょう。」
「はい!」

「しまえた人は道具を持ってきましょう。」
「はい!」

「分かりましたか?」
「はい!」

「分かりましたね?」
「はい!」

・・・・・?

「分かったらするのよ。」
「はい!」

・・・・・?

「○○ちゃんもするのよ。」
「ん?何するんだっけ?」

聞こえていることと、聞いていることは違います。
聞いているということは、聞いたことを実行できるということです。

返事はとても大切な合図です。
あなたの言葉が私に届きましたよ、という意思表示だからです。それが一番短いコミュニケーションだからです。

でも、返事が来たからコミュニケーションが成立したかと思うと、そうでもないことがあります。