今回は舞台のひとつ、日本で初めての根付美術館、『京都 清宗根付館』をご紹介したいと思います!
(場所は四条大宮駅徒歩10分です。)
根付とは21巻の作中でねっとりと説明をしているので、ここでは簡単にお伝えしますと、印籠などの留め具で、着物の帯などにつける装飾品。
(ストラップという言葉が一番近いのですが、根付師さん的には、根付がストラップというのはあまり粋ではないとのことです)
そう、江戸から明治にかけて、根付は『粋』を表現するアクセサリーでした。
そんな根付専門美術館は、まるで武家屋敷のような門構え!
それもそのはず、ここは元々、足利家に仕えていた武士・神先の住宅。まさに武家屋敷でした。
取材当時の展示です。
ポスターが可愛くてテンションが上がります。
看板も立派ですね。
門を潜ると、お寺のような雰囲気。
私の中の椿邸(拝み屋さん&梅咲菖蒲の陰陽師がつどう関西本部)のイメージにとても近くてドキドキしました。
『梅咲菖蒲』の撫子ちゃんと冬樹くんが話していそう……。
脱線してしまいましたが笑
中はこのような感じです。
(撮影ご許可いただいています)
根付を掘る道具。
掌の中の美術品。
とても愛らしいものも多いです。
自分だったらどんな根付を帯のところにつけておきたいなぁ、なんて考えながら観ていくとより楽しかったです。
源氏物語の若紫をモチーフにした根付も。
(写真下手くそですみません汗)
井戸や土間の様子も興味深かったです。
休憩スペースでは、資料を読むことも。
21巻で根付を書くことにしたのは、本当にたまたまでした。
イーリンが、新選組を好きになる展開を考えていまして、壬生の地を調べていた時に、この『京都清宗根付館』の存在を知ったのがキッカケです。
(根付自体は知っていたのですが、まさか根付の美術館があったなんて!と驚きでして)
根付について調べて取材に足を運んでみたところ、本当に素敵なところで、これはぜひ書きたい!となった次第です。
いやはや古美術、京都は本当に奥が深いですよね。
さ他の舞台も今度書かせていただきたいと思います。
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