いよいよ、年の瀬!

今年一年、本当にありがとうございました✨

今年刊行した本の話などを発売順に

振り返りたいと思います。


◾️京都寺町三条のホームズ⑲


⑲は拝み屋さんから

賀茂澪人が友情出演笑

拝み屋さんとのコラボ回ということで

京都ホームズの世界に

怪異が入ったお話になったのですが、

これが、しっかり京都ホームズで

清貴はブレないなぁ、と笑


一冊まるごと

『拝み屋さんと鑑定士』を書けて

私的にとても楽しかったです。


取材先で印象に残っているのは

岩戸落葉神社と志明院。

岩戸落葉神社はイチョウの美しさが

忘れられず、

志明院は、これまで感じたことのない

不思議な雰囲気を纏っていまして、

もう一度行ってみたいと思っています。


◾️京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先


元々WEBに投稿していた作品の

大幅リメイクということで

今の自分では書かない設定なのですが

健気にがんばる主人公と

(当社比)ドラマチックな展開が

とてもお気に入りです。

実は今、2巻の原稿を書いているのですが

神子や審神者、四天王など

新しい作り上げた世界観や設定を

大いに活かせる物語になっていて

今、書いていてわくわくしています笑

発売は少し先になりますが、

少々お待ちください。


◾️京都船岡山アストロロジー③

③巻は「恋愛」をテーマに!

占星術でいくところの恋愛は

5ハウスの管轄!

ということで、5ハウスに絞りつつ、

登場人物の恋愛をからめて書きました。

キャラたちがわちゃわちゃしてる感じ、

書いていてとても楽しいです。

高瀬も成長したなぁ、と笑

さらにもう一つのテーマがありました。

実はこの原稿を書いている時、

昨今の読書離れ、閉店していく書店の

ニュースに胸を痛めていまして

もの書きである自分ができることって

作品を書くしかないのですが、

作中で読書の楽しみを

知ってもらえたらいいな、

という気持ちが芽生えて、

もう一つのテーマは「読書」でした。

こちらも実は、

④巻を書かせていただけるのですが、

原稿に取りかかるのは少し先。

次巻も夏頃に刊行できると良いなぁ、

と思っていたり……


◾️京都寺町三条のホームズ⑳

どのシリーズも一年に1冊になっている中、

京都ホームズはがんばっていると思います笑

記念すべき⑳巻!

清貴と葵のいちゃラブ滋賀デート編

こちらは私の滋賀愛をたっぷり込めました!

あと、最近「幸せってなんだろう?」

と考えることがあり、

それを清貴に答えさせたら、

どんな回答が出るのだろう?

と思い、回答させてみました。

キャラを通すことで、

自分のままでは決して出てこない

答えが出てくることがあり、

(これはたとえば『私の父だったら

なんて言うかな?』と考えるのと

似た感じなのですが)

自分の中で腑に落ちるものだったので

採用しています笑


秋人南座舞台編

これは、本当に楽しかったです笑

なんなら書きながら少し笑ってました。

南座舞台編を書こうと決めた時から

ミュージカル調にするのは決めていて

清貴の反応を書くのが楽しかったです。


葵インターン、円生の行方編

京博でのインターンがスタートした

葵の奮闘と、円生の問題が

交錯するお話。

姿を消してしまった円生だが、

そんな円生の作品が

香港の美術館に展示されていて──⁉︎


実はこれで完結になっても

いいかもしれないと思って書きました。

すべて解決する感じで書き上げた後に、

まだ、京都ホームズを書きたい!

と強く思ったので、

実は、すべてを解決させるのは

やめて、伏線を残すことにしたんです。

というのも、

この巻ですべてを解決させるのも

ちょっと無理があったんですよね。

とはいえ、

⑳巻は何度目かの完結展開です。

ですが、しっかり次巻のご依頼を

熱くいただいておりまして、

また、楽しい京都ホームズを

お届けできたら良いなと

思ってます!


◾️京都東山邸の小鳥遊先生

私初の文芸単行本!

色々気負いましたが、

結局、得意分野(?)を思いきり

ぶつけました。

笑って泣けてスッキリできる

そんなお話を目指しました。

ドラマチック度でいけば、

私の作品の中で一番かもです。

ドラマになってくれたら嬉しいなぁ、

なんて妄想してます。

(しかし顔だけは良いという英輔が

難しいですよね笑)


ちなみに当社の

ドラマチックランキング

①小鳥遊先生

②旋律/託された子は〜

③梅咲菖蒲/空色DAYS

かなと笑


◾️満月珈琲店の星詠み⑤

前回は金星(ヴィーナス)について

書いたので、

今度は水星(マーキュリー)について

書きたいと思っていたんですが、

なかなか筆が進まず、難航しました。

そこで、そうか、と。

「マーキュリーはまだ書いてほしくないんだ」

と思い、

水星期の男の子を中心に書こうと

決めた時、嘘のように整いまして、

そこからは一気に書けた作品です。


少し前にSNSなどで

「親ガチャ」なんて言葉が

出てきましたが、

勝手な親に振り回されている

子どもが多いんだなと感じ、

勝手な親と、その子どもを

書きたいと思ったんです。

勝手な親に振り回される必要はない、

そんな想いを込めて書きました。

私にとって、とても思い入れが

強く、お気に入りの作品のひとつと

なりました。

そして今巻は、船岡山から引き続き、

こちらも読書をもう一つのテーマに

しました。


ちなみにこの作品を書いている時、

ずっとKing Gnuを聴いていまして

とても力をくれました。

(執筆の時に歌がついているのを

聴くのは割と珍しいです)


ありがたいことに

この満月星詠みも⑥巻のお話を

いただいております。

とても光栄で嬉しいのですが、

きっと次巻も苦しむのだろうな、

と予想していたり笑


ですが、苦しんだ先に

作品が生まれると、

もう何もかも忘れるくらい

嬉しいので、

きっと私はまたがんばれると思ってます。

頼んだ、未来の私(丸投げ笑)


ではでは、そんなこんなで

今年一年、

本当にありがとうございました

みなさま、どうか良いお年を✨


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京都ホームズ⑳の時に

京都国立博物館さんとコラボ

させていただきました。

その際のインタビュー記事を

リンクしますね。

ネタバレは特にないと思うので

未読の方も、もしよかったら

 ⬇︎