満月珈琲店の星詠み①②
重版が決まりました!
①巻はこちら。
舞台は京都と、少しだけ大阪。
そして、12月7日に③巻が発売!
今回も桜田千尋先生が、素晴らしいイラストを描いてくださいました!
舞台は四国、
香川県父母ケ浜です✨
美しい海岸を舞台に、
三毛猫マスターはもちろん
星猫たちも大活躍。
今回は海王星の星猫さんが
初登場します。
漫画家のひみつ先生が
描いてくださった
星猫が本当にイメージ通りで
大感激でした!
星詠みシリーズ
①②③巻ともに一応どこから読んでも
大丈夫なのですが、
ほんのり繋がっているので
続けて読んだ方が楽しいかなと思います。
そして①②③巻は、それぞれ雰囲気がまるで違っています。
ここから、ちょっと裏話。
実を言うと、③巻の原稿、
かなり苦戦していました。
というのも、①②巻で一応綺麗にまとまっているし、ここからの続編は難しいと私自身が思ってしまい、なかなか筆が進まなかったんです。
「12月刊行で」とお約束をしていたのですが、このままでは間に合わないかもと思い、
私は正直に編集さんに頭を下げて、締め切りを延ばしてほしいとお願いすることにしました。
(いつもなんとか書き上げるので、滅多にしないことです)
「申し訳ありません。筆が進んでおらず、このままでは、12月刊行は間に合いそうにありません。どうか2月刊行にしていただけないでしょうか」
と伝えました。
(1月をすっとばして、2月にしてもらい、うんと余裕を持ちたいというズル心)
てっきり、
「(はー、仕方ないですね) 分かりました。納得のいくものを書いてくださいね」
と言ってもらえるかと思ったんです。
ですが、
「望月さん、満月珈琲店の星詠みはキラキラしていて12月発売にピッタリだと思うんです!なんとかギリギリまでふんばってみてください!もしそれで無理でしたら、その時は考えましょう!
でも、がんばってください!」
∑(゚Д゚)
まさか、ギリギリまでがんばれと言われるとは!
私「いつまでに書き上げたら間に合いますか?」
編「9月10日までに仕上げていただけたらなんとか」
私「分かりました。ギリギリまで粘ってみます!」
これが8月のはじめのこと。
(まさにライオンズゲート真っ只中)
駄目で元々。
とりあえずやってみよう!
と思った瞬間から、
スイッチが入りまして、
ものすごい勢いで書けたんです。
まさに一心不乱。
憑依状態で夢中になって書けまして、原稿は締め切りの1日前に仕上がりました。
(そんなこんなで今回もなんとか書き上げられたという)
書き上げられた後は、
「このお話を書けて良かった!」
と感極まって涙が出てきました。
これまでストーリーの展開上、書きながらうるっとくることはあったのですが、書き終えてから「書けて良かった!」と泣いたのはこの作品がはじめてです。
3作中一番早く書けましたが、それだけ没頭した作品。
3作の中で一番思い入れが強く、桜田先生からも「この3巻が一番好きです!」という嬉しいお言葉をいただけました。
あ、もちろん、
①②巻ともに思い入れは強く、この2冊を経て書いたからこそだと思っています。
また、今回、編集さんの檄の他に、
執筆の背中を押してくれたものがあります。
ひとつは流していた音楽。
今回はたまたまAmazon musicで『耳をすませば』のサウンドトラックを見つけて、懐かしい〜、と流したところ、
作品の雰囲気にカチッとはまって
筆が進みました。
(特に丘の町とかもう)
もうひとつは、
やっぱり桜田先生のイラストです。
SNSにUPしてくれた新作イラストを見て、
「これだー!」と突破口が開いて、それまでもたもたしていたというのに、プロローグを一気に書き上げられました。
そのイラストはこちら。
星詠みシリーズは、
きっかけもそうですし、
②巻の線香花火のアイスティーしかり、
桜田先生のイラストがなかったら、そもそも生まれない物語なのだと再確認しました。
桜田先生、本当にありがとうございます。
コラボしていただけて、心からありがたく光栄に思ってます。
(イラストが素敵すぎるので、時々プレッシャーで押し潰されそうになってますが笑)
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さてさて、
③巻には栞のおまけがつきます。
表はパワーをくださった桜田先生のイラスト。
裏は桜田先生と私のサイン入りです。
こちらは本に挟み込んだ状態なので、どこのお店でも受け取れますが数量限定とのこと。
発売後は、お早めにお手に取っていただけると嬉しいです!
そんな満月珈琲店の星詠み③巻の発売は
12月7日です。
どうぞよろしくお願いいたします。
最後に①②巻の全体イラスト。