アウトプットを続けていると、何かの反動のようにインプットを求める時があります。
以前の私はそうなった時、自分の勉強になりそうな書物を無理しても読むようにしていたんですが、これが少し苦痛で。
ある時から、『自分が読みたい、観たい、興味を惹かれたものだけで良いのでは?』と思うようになりました。
そんなわけで、上記の3点に引っかかったものは積極的にインプットするようにしています。
この1週間の内にインプットしたのは、
映画『ミッドサマー』『ザ・ファブル』小説『十二単を着た悪魔』。
『ミッドサマー』はスウェーデンの美しい田舎町を舞台にしたフェスティバルホラー。
閉鎖された村の風習云々は、横溝正史ファンの私にはたまらない設定で、
北欧の景色が明るく美しいだけに怖かったです。
が、なんていうか、ものすごく考えさせられました。
その村では、当たり前の風習でみんな幸せに暮らしている。
外部の人間は「それはおかしい」と責めるでしょう。それは私も同じです。
でも、なんていうか、これって規模の問題で、どこの国も同じような感じなのでは?
法律や裁判で人の物差しで判断して刑を執行したり……。
正義とは常識とは幸せとは……などとめちゃくちゃ考えさせられました。
『ザ・ファブル』はコミックのファンなので期待を裏切らず、とても楽しかったです。
主演の岡田准一くんはもちろん、悪役(?)の向井理のカッコ良さにちょっと目を奪われました。柳楽優弥くんの演技も素晴らしかったです。福士蒼汰くんも出演しているし、何気にイケメンパラダイスですね笑
『十二単を着た悪魔』
映画化されて予告を観て気になっていました。
というのも、ある出版社さんと「源氏物語にトリップする話」を企画して進めていたんです。
平安時代にトリップする話はあれど、源氏物語の中に入るというのは面白いのでは?と思っていました。
資料を読み込んで勉強していたりました。
そんな中でのドンピシャのストーリー。
確認すると原作はとっくに刊行されていたという(内館牧子先生)
「既出だったのね……」←最初の感想。
(勉強不足でした)
ストーリーを確認すると面白そう。
ということで読んでみました。
主人公は、優秀な弟を持つも、自身は凡人。しかも就職活動は全敗。
そんな彼はある日、雷に打たれて源氏物語の世界に入り込む。
そこで出会ったのは、源氏物語では悪役・悪魔と呼ばれた女性、弘徽殿の女御。
これまで幾度となく語られてきたでしょう源氏物語。
弘徽殿の女御側でのストーリーは目新しく、彼女から見たら、たしかに帝も桐壺の更衣も光の君も藤壺の女御もなかなかに酷い。
主人公は源氏物語の世界で、未来を見通せる陰陽師として切磋琢磨しながら、自分を見つめ直していくというお話で、これまた面白かったです。
映画も観てみたい。
映画といえば
『羅小黒戦記 (ロシャオヘイセンキ)』も観たいと思っています!
そんなこんなの私のインプットレポートでした
٩( 'ω' )و