驚きました
1/10から発売のコミック版京都ホームズ⑤[秋月壱葉先生]の見本誌が早くも届いたんです!
この勢いで小説の方の見本誌も!?
と思ったのですが、それはまだのようです笑
いやはや、2019年も終わりですね。
今までにないスランプに襲われて、今年の後半はしんどかったです。
各出版社さんに、
「書けなくなってしまい、原稿が遅れます。申し訳ございません」
と謝罪のメールを送ったのですが、
各担当さんは、
「大丈夫ですか?デビューしてから、ずっと駆け抜けてこられましたし、疲れが出たのかもですね」(KADOKAWAさん)
とか
「原稿の話はしませんで、気分転換にお食事をしませんか?」(文藝春秋さん)
と優しいお言葉を掛けてくださって感激だったのですが、
京都ホームズの担当さんだけは
「え?書けなくなった?またまた〜笑 そう言っていつも書けるじゃないですか〜。お待ちしてますね!」
と、相変わらずでした。鬼なのかな?鬼なんでしょうね笑
ですが、⑭巻を書き上げた時、
「どうなるかと思いましたが、間に合って良かったです!さすがです」
などと仰ってくださったので、実はハラハラしていたようです笑
担当さんなりのエールだったのかもですね笑
私の担当さんは、それぞれタイプがまるでちがっていまして、
最近、あらためて、
自分は本当に編集さんありきの物書きなんだなぁ、と実感しています。
京都ホームズは、元々は一人で書き始めましたが、双葉社の編集さんと出会ったことで、今も続いていますし、
(一人で書いていたら、とっくに終わっていたと思います)
ですが、双葉社の編集さんとでは、拝み屋さんや京洛アリスという作品は生まれませんでした。
拝み屋さんは、KADOKAWAの編集さんと打ち合わせをして作っていったことで、
京洛アリスは文藝春秋の編集さんとお会いしたことで、生まれた物語です。
京都ホームズ、拝み屋さん、京洛アリス、
どれも私の作品で、私の色が出ているとは思うんですが、三作とも雰囲気が違っていて、
担当してくださっている編集さんの色が出ているように思います。
作家さんの中で『誰が編集担当をしようとも自分の書くものは変わらない』という、しっかりとした自分のスタイルを確立されている方もいらっしゃると思うのですが、
私はどうやら人と出会うことで、化学反応を起こして(作品だけではなく)何かが生まれていく、というタイプのようです。
ですので、京都ホームズも拝み屋さんも京洛アリスも著者は私ですが、すべて担当さんありき。
一人では不可能だったことです。
おかげさま、という言葉は、陰になって支えてくださっている方々がいてこそ、という意味もあるそうですが、
まさにおかげさまです。
それは編集さんにかぎらず、私と拙著をとりまくすべてのご縁に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました
皆さま、どうか良いお年を!