11月10日(日)
大阪アニメーションスクール専門学校に呼んでいただき、僭越ながら講師を務めさせていただきました。
大阪アニメーションスクール専門学校には、アニメーターになるコース、漫画家を目指すコース、声優を学ぶコースと様々なコースがある中で、
ノベリストコースという
小説家を目指す教室があるんです。
今回は私は、そのノベリストコースの講師を務めることになったのですが、
まぁ、
小説の書き方とか上手い文章の綴り方とか、そんなことはお伝えしませんよね。
私は技術の高い書き手ではありませんし、一晩で連城三紀彦先生の筆力が身に着く講座とかあったら、そんなの私が教わりたいです←
ですが、私にしかお伝えできないこともあるのでは?と思いました。
私は、WEB発のもの書きで、
投稿サイトでも最初はランキングも下位。
ランキング上位なんて夢のまた夢。
そんな中で、常に、
どうやったら自分の作品を読んでもらえるんだろう?
と、日々模索してきました。
その時、模索続けたことは、デビュー後も役に立ったわけです。
そんなわけで、テーマは
『どうやったら、人の目にとまる作品をつくれるか?』
WEB時代の話ですが、
私は『マイ・フェア・レディ』の逆バージョンの話を書きました。
外見は良いけれどパッとしない俳優を、女流脚本家とその仲間たちが、一流のスターに押し上げようとする話です。
「いいわ、私があなたの『ヒギンズ教授』になってあげる」
という台詞から物語が動き出すお話で、ヒギンズ教授とは、映画マイ・フェア・レディで、ヘップバーン演じる田舎娘・イライザを一流のレディに教育する役所なんです。
この話、最初のタイトルは
『ヒギンズ教授』
だったんです。
映画を知っている方には「捻ったタイトルだね」と言ってもらえて、私も「でしょう?」なんて思っていたんですが、
まぁ……
ほとんど読まれませんでした
ランキングも下位の方で、
自分自身は気に入っている話なので、あまり読まれないのがとても寂しかったんです。
そんなある日、読者さんから、
「タイトルがわけが分からなくて読む気になれなかったんですが、望月さんの他の作品が好きなので読んでみたら、めちゃくちゃ面白かったです」
こんなコメントをもらって、私はすごく驚いたんです。
今考えれば、当たり前の話ですが、ちゃんと分かるタイトルじゃないとダメなんだと。
そこで私は、作品のタイトルを
『マイ・フェア・ボーイ』に変更しました。
非常に分かりやすいです。
読者さんもグンと増えて、閲覧数ものび、ランキングも上位にいきました。
結果的に、
ソーシャルゲーム[LINK]
原作マイ・フェア・ボーイ[LINK]
まあ、そんな例を踏まえて、
せっかくの作品も入口で伝わりにくかったり、分かりにくかったら、読んでもらえないことがあるし、何より色んなチャンスを不意にしてしまうことがありますよ、
というような話をさせていただきました。
ノベリストコースの生徒さんたちは、みんな心優しい良い子たちで、救われました
(´;ω;`)
うー、みんなデビューしてほしい!
大阪アニメーションスクール専門学校の皆様、本当にありがとうございました。
大阪アニメーションスクール専門学校[LINK]
**************
ちなみに、11月18日
文化パルク城陽にて、
『物語ができるまで』
というトークイベントを行います!
入場無料、予約不要です!
どうぞお気軽にお越しいただけると嬉しいです!
大阪の景色も綺麗でした
(*´∀`*)