アニメ京都ホームズからの
大きなお知らせです!
まず、
PV第二弾公開となりました!
テーマソングに
『和楽器バンド様』
『A応P様』
と、
原作者もひっくり返りそうな豪華っぷり!
他にもたくさんお知らせがあるのですが、せっかくですので、
特別SSにてお届けしたいとしたいと思います。
(ちょっと何を言ってるか分からないかもですが、とりあえず読んでいただけると、笑)
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京都寺町三条にある骨董品店『蔵』
これまで、この店に立ち寄ってはコーヒーをご馳走になり、眼福に与っていた私だけれど、
今日は満を持して鑑定をお願いすることにした。
扉を開けると、からんと鳴るドアベル。
「いらっしゃいませ」
彼に続いて、振り返ったのは、アルバイトの女子高生。
「あ、いらっしゃいませ、こんにちは。
どうぞ、お掛けください」
今日も眼福です、と私は心の中で二人に手を合わせて、カウンター前の椅子に腰を下ろす。
鑑定をしてもらいたい旨を伝えて、箱をカウンターの上に置くと、
「かしこまりました。それでは、あらためさせていただきますね」
その姿に私と葵ちゃんは、思わず目を奪われた。
「どうしました?
口が開いてますよ、二人とも」
私は、なんでもないです、と俯き、葵ちゃんも同じようにこくこくと頷く。
持ち込んだのは、もしかしたら『樂』ではないかと思った茶碗だ。
彼は茶碗に目を落として、ああ、と洩らす。
「樂茶碗を意識しているようですが、違いますね。贋作という悪質なものではなく、樂茶碗が好きで真似た、模倣品といったところでしょうか」
ちなみにいくらくらいになるのか聞いてみると、
「そうですね、骨董市でしたら千円から二千円で売っていそうですね」
彼は、ふふっと笑って手袋をはずし、人差し指を立てる。
「ああ、そう落ち込まず。
そうだ、あなたが気になっていた、僕たちのアニメ情報が公開となりましたよ」
えっ、と身を乗り出した私に、ホームズさんは話を続けた。
「7月9日の月曜深夜二時からテレビ東京系列にて放送開始だそうです」
「あ、ここに詳しく書いてありますよ」
と、すぐに葵ちゃんが紙を見せてくれる。
と、前のめりになりながらも、地元テレビの名前がない。
「でも、BSやAT-Xでも観られますよ」
そう付け加えてくれた葵ちゃんに、BSの名前を見つけてホッとする。
「そういえば、原作者の望月さんの家は、テレビ大阪が観られるらしく喜んでいましたよね」
と葵ちゃん。
「ええ、小躍りされていましたね」
と、ホームズさん。
正直、原作者事情は、私にはどうでも良い。
「ああ、そうだ。東京で先行上映会もあるそうですよ。抽選なので良かったら。詳しく書かれた紙があるので、取ってきますね」
ホームズさんはそう言って店の奥に入っていく。
その後ろ姿を眺めながら、私は熱い息をついた。
物腰が柔らかくて優しくて、スマート。
怒ることなんてなさそうな人だ。
そのことを葵ちゃんに伝えると、
と葵ちゃん。
すると奥からホームズさんが出てきて、
とても爽やかで眩しい笑顔を見せる。
その姿に、なぜか私の背筋がぞくりと冷えた──それは『蔵』での穏やかなひと時。
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清貴「あ、これが先行上映会の詳細です」
先行上映会詳細[LINK]
よろしくお願いいたします