七夕ですね🎋

七夕にちなんで、
寺町三条のしょうもない
やりとりを書こうと思います
٩( 'ω' )و

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七夕deSNS

寺町三条の骨董品店『蔵』の閉店後、私・真城葵は、帰る前にバッグからスマホを取り出して、着信等の確認をする。

母から『暑くて死にそうだから帰りにコンビニでアイスを買ってきて』とメッセージが入っていて、頬が緩む。

ついでにTwitterも確認する。
普段呟いているわけではないけれど、好きな有名人をフォローするのにアカウントを取得していた。

今日は七夕ということで、願いを呟いている人も多い。

『七夕メーカー』

というのがあり、名前を入力すると勝手に願いを表示してくれる、お遊びアプリまで登場していた。

それが、なかなか面白く、食い入るように見てしまう。

「にこにこされてどうしました?」

二階のチェックをしていたホームズさんが、階段を下りてきて尋ねた。

「あ、実はこんなのがあって」

と、私はホームズさんにスマホの画面をかざして見せる。

「ああ、今日は七夕でしたね」

「そうですよ。アーケードも七夕一色じゃないですか。ホームズさん、お願いごとってありますか?」

「……そういうのはいつも、たくさんありすぎて困るんです。欲深ですから」

「また、そんなふうに」と私は笑って、「ホームズさんの名前入れてみていいですか?」と尋ねた。

「ええ、構いませんよ」

『家頭清貴』と入力する。

すると、こんな願いが表示された。

{6909D5E0-4B41-4A51-8187-58BEB152415B}


「『スマートな人生が送れますように』ですか」

と、ホームズさんは愉しげに目を細める。

「問題なく送れそうな気がしますが」

「いえ、もう手遅れかと」

「えっ?」

「それより、葵さんもやってみてくださいよ」

「あ、はい」

と、私は自分の名前を入力し、

{1722B95E-77AE-4A07-9700-52BD9B58A769}

出てきた願いにギョッとしてしまった。

『急募‼︎ 恋人』って!

「葵さん、恋人募集されるんですか?」

「や、あの、これは、メーカーが勝手に」

慌てふためく私に、

「何度でも応募させていただきますよ」

ホームズさんは、にこりと微笑む。


「っ!!」

「応募資格はなんでしょうか?」

「……えっと、

家頭清貴さんという人物であることです」


「っ!」


ホームズさんは驚いたように目を瞬かせて、口に手を当てる。

頬がほんのり赤い。

言った私も恥ずかしくて、顔を上げられない。

「──おおきに」

優しく手を引き寄せられて、気が付くと彼の腕の中。

その後のことは、

二人だけの秘密。


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あれ、ただのイチャイチャに
∑(゚Д゚)

(こんな筈ではなかったのに!笑)

しかし今夜は七夕。
こんなのもありですね
(ということに、笑)