取材レポート③
4巻でメインの舞台となった、
吉田山荘です。
昭和初期に建てられた、元宮家の別邸で、今は料理旅館となっています。
まさに昭和初期の佇まいです。
敷地内にあるカフェ真古館。
これまた雰囲気があって素敵です。
吉田山の中腹に位置し、神楽岡通に面しています。
ざっくり言うと、哲学の道の割と近くです。
はじめて、真古館に訪れた時、
実は、
『もう寺町ホームズの新しい話は書けないかもしれない。何も浮かばない』
という状態だったんです。
気分転換にと、たまたま訪れた真古館。
ここを舞台にお話を書きたい!
と激しく思うと同時に、むくむくとアイデアが浮かんできました。
しかし、実在するこの場所を舞台に書くとなると、ちゃんと許可を取らなくてはならない。
お願いしてみたところ、
『吉田山荘および真古館を悪いイメージで書かないのであれば、喜んで』
と、快く了承してくださいました。
それが去年の十月のことで、それから半年。
無事本になることができまして、私は新刊と既刊、菓子折りを手にお礼に伺いました。
本になったら、お礼に行く時に、吉田山荘でランチを食べよう!
と心に決めていたため、ドキドキしながら来店しました。
迎えてくださった若女将(とてもお綺麗な方!)にお礼のご挨拶をすると
こちらこそ、とても嬉しいです、と仰ってくださり、用意してくださったお部屋にいきました
窓からの景色も素敵です。
素晴らしいお部屋に感激しつつ、ランチ。
おそらく、私の人生で一番の贅沢ランチ。
堪能していると、女将が本に手にきてくださって、
「作品にとりあげてくださって、こうしてわざわざ来てくださって、こんな嬉しいことはないです」
と優しく仰ってくださって、ただひたすら恐縮でした。
また、4巻の表紙が真古館店内なのですが、
「まぁ、本当にそのままで。男の方もかっこいい」
と言って笑い合ったり、
本当に楽しく和やかで、素敵な時間を過ごすことができました。
来るまでは、私には分不相応なところと気後れすると部分もあったのですが、来てしまえば、また自分へのご褒美にここに来たいと思いました
吉田山荘様、本当にありがとうございました
m(__)m
※また、17日(日)昼12時BSジャパン『皇室の窓』にて、吉田山荘が紹介されるそうです。
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これで取材レポート完結です。
少しでも気分転換になれば幸いです。
ありがとうございましたm(__)m