生まれたときからバイリンガルの環境で育つ息子のことを「羨ましい」と言われることがよくあります。

私は英語があまり得意ではないので、早く息子が私の通訳になってくれることを願ってやまないのだけれど、バイリンガル環境というのは本当に子どもにとって良いのでしょうか?

息子はおしゃべりなので、最初の子で男の子の割にはたくさん言葉を話します。二番目以降で女の子だと驚くほど流暢に話したりしますね。2歳になったばかりで、ちゃんと会話が成り立ちます。それとは比べ物になりませんが、こんな言葉を話します。

ばいばい
はーい
あし(犬の名前)
ママ
あーちゃん(おばーちゃん)
落ちた
ただいま
ごちそうさまでした
ありがとう
おいしい
あーあ(失敗を見たとき)
GO
NO

ぱっと思いつくところでこんな感じ。英語はGOとNOだけ。欧米の赤ちゃんは、失敗を見たときにオッオーと言うそうです。うちの子は日本人風に「あーあ」です。でもNOと言う時に、人差し指を顔の前でチッチッチと振るのが外人っぽくて可愛いです。どこで覚えてきたんでしょう?

座って
捨ててきて
~を持ってきて
~を~に持って行ってあげて
(着替えの時)ばんざい、足上げて

なんかもできます。1歳を過ぎてからすぐにスプーンで上手に食事ができるようになりました。スパウトマグは同じ頃に卒業。コップ飲みができるけれど失敗が多いので、親の都合でストローを使ってます。

あと、最近するようになった特徴的な仕草があります。眉を寄せること。不満な時や「なにやってんの?」と言いたいときなどに眉間にしわを寄せます。1歳半の子がする仕草ではないので、他のお母さん達が見ると珍しがります。赤ちゃんが大人みたいな表情をするから可笑しいのだけど、「私の真似をしてるのかな?そんなに難しい顔ばかりしてるかしら?」と、ちょっと複雑な気分です。

私の周りのハーフちゃんたちは、みんな言葉が遅くて3歳頃からやっと話し出すみたいです。発育の遅れを指摘されることも少なくないと聞きました。選んだわけでもないのに生まれたときから苦労を背負わせているみたいで、申し訳ない気持ちになってしまいます。だから、バイリンガルで羨ましいと言われると返す言葉に困ります。

私の息子は、手にも目にも余るほどのママボーイです。

何かあると、いや、何もなくても常にねーっとりとくっついています。料理や掃除をしているときも、トイレに行くときも、寝ているときも、ご飯の合い間にも、テレビを見ながらも… 足に腕に絡まりつき、泣きながら抱っこをせがみます。私の手を取って「こっちへおいで」、見て見て、聞いてよ!ママの目にも鼻の穴にも触りたーい!!

あの笑顔をみたら、大概のことは許せてしまうけれど、それにしても距離が近すぎて足をずっと踏まれているし、ちょっと横になれば馬乗り、自分のご飯はいつも立ち食いで胃に詰め込むだけ、夜中に起こされて安眠できず、
肉体的・精神的に追い詰められていく日々。

母親は、子どものこういった仕打ちに耐えられるように、なんらかの洗脳状態にあるのでしょうか?

お腹の赤ちゃんが、27週の健診で逆子であることが判明し、力強く膀胱を蹴られるようになりました。30週になるまでは何もせずに、赤ちゃんが自分で元に戻るのを待つと病院では言われましたが、だいぶ力の強い子なので、胎動を感じるのが不快になってきました。一心同体なのにも関らず、まだ見ぬわが子にはあまり優しい気持ちになれません。

いつの間に魔法にかれられたんでしょうね?
ある国際結婚サイトを訪れた時、そのサイト経営者が「どれだけ“結婚”という事実を作ってしまったことを後悔しているか」に驚かされました。

その方は、当時付き合っていた外国人男性との間に赤ちゃんを授かったため、多くの日本人がそうするように「こういう場合は結婚するものなんだろう」と思って結婚されたそうです。ほどなくして、経済力も社会的地位もなく、人間としての正当性さえ疑われるような外国人を相手に離婚協議となり、現在も、子どもを巡って争いが続いているわけです。

国際カップルに限っての話ではありませんが、こういったケースはよく耳にします。結婚せずにいたほうが、解決が早いしスムーズです。女性は、結婚せずに子どもを産むのには抵抗があるでしょう。でも何とかなります。社会的・道義的責任をきちんと果たせない男性と一緒にいるくらいなら、一人でいた方が経済的にも精神的にも安定します。並大抵の体力や精神力ではシングルマザーにはなれません。でも、子どもがいて結婚するときには徹底的に相手を見てください。周りの話もちゃんと聞いて。

思い描いた結婚生活ではないけれど、私は旦那さまを選んでよかったと思っています。ダメなところも、嫌なところも、直して欲しいところもたくさんあって、憎たらしくてしかたないときもあるけど、世界で一番私を理解してくれる人です。

一日に一回はジワリと「結婚してよかった」と思う瞬間があります。

誰かを思い、思われて、ともに歩いていける相手がいることは幸せなことです。でも、人間同士ですから良好な関係を保つには努力も必要です。秘訣は、「愛していると伝え、問題があれば議論し、相手の話を聞き、一緒に何かをすること」。簡単なようで、毎日続けるのは難しいです。特に、私のように30代で結婚した人には難しいのではないでしょうか?一人でもやっていける人生の中にわざわざ他人を盛り込むのはとても面倒です。でも、そうやって、わざわざ面倒なことをして面白がるのが人間なのかな、と思います。

辛抱強く私を愛してくれてありがとう。私も辛抱強くあなたを愛していくつもりです。