クリスマスの夜
前回記事でもお話ししたように
なんだか気持ちが上がらず、
息子の初めてのクリスマスなのに
申し訳ない気持ちにもなっていました


メメを挟んだ川の字で横になって
夫と片手ずつメメの手を握りながら
久しぶりにモミーの話をしました


この季節になるといつも当時の記憶が蘇って
思い出す景色や温度や匂いがあること

すると夫はメメの手を握って見つめながら
「今ちょうど僕もモミーのを思い出してたんだ」

モミーは18トリソミーという染色体異常でした

その特徴の1つである
手首が曲がった状態で生まれました

夫はメメの手を見ると
モミーの小さな手を思い出すそうです

「指がちゃんと5本あるとか、
両手両足が普通にあることが
こんなにホッとするなんて思わなかったな。」

彼は彼で、父親として
わたしとはまた違うところで
モミーを感じていました


わたしはずっと思っていたことを打ち明けました

「モミーを産んで、わたしは会わなかった。
見るのも触ることもしなかった。
その事に後悔はないんだけど、
正解だったかなと思う時があるよ。」と。


「正解不正解はわからないけど、
妊娠も産むのもぴーちゃん(私)で
つらい思いばかり背負わせたくなかったから、

その後のことは僕に任せてくれて、
そのおかげでモミーの父親と母親として
つらいことを少しは分け合えてるかなって。
ああいう風にして本当に良かったと思ってる。

だから僕のために正解だったから
自分を責めたりするようなことしないでね。」

そう言ってくれました

わたしが少しでも罪悪感に悩まされないよう
言葉を選んで言ってくれたことが嬉しかった

そして、モミーへの父親としての想いが
立派すぎて驚きました

男性は子育ての中で
父親になっていくと言われるのに

それだけモミーの事を楽しみに待っていたよね

それはわたしが一番近くで
見ていたからよく知ってる


家族として一緒にいろんな経験をして
彼と支え合って生きているなと感じた
クリスマスの夜でした。




さて、年内の更新は
今回の記事が最後となります。

今年は出産があって育児が始まり
慣れない事で普段の生活にいっぱいいっぱいで
ブログに時間が割けず…
ずっともどかしい思いをしていました。

来年はもう少し、
育児のこともたまには書いたり
更新頻度を上げたいと思っています


このブログを見てくださっている皆さんが
清々しい気持ちで新年を迎えられますよう
心から願っています

来年もよろしくお願いいたします