静かな水のような
昔聴いた覚えのある声が
低く響き
私を呼んでる
記憶が薄れるほど 遠い昔の事
それは
百合の花のように
白い大きな手のひらだった
驚くほど 鮮やかに
その 百合の手は
私の身体を引きずり堕とした
自分が怖くなるほど
いとも簡単に
堕とされてしまった
腕の中に響く
妖艶な誘惑の言葉は
怖いくらいに 甘く
艶やかだったわ
静かな水のような
昔聴いた覚えのある声が
低く響き
私を呼んでる
百合の花のように
白い大きな手のひらだった
もう 絶対に 堕ちないわ
指一本 触れさせないわ
巧みな言葉で かわしてあげる
どうぞ とっておいて
その百合の手のひらの中に
永遠に 甘く 煌めく宝石のように
・・・素敵な 思い出でしょ?